5大科学実験「空飛ぶクジラ」 2015.04.14


風にあおられているこの黒いものは?えっクジラ?中に入れているのは空気だけ。
今回は空気を太陽の熱で温めるソーラーバルーンで人を持ち上げる大実験に挑戦します。
だれもが当たり前だと思っている自然の法則や科学の知識。
でもそれは本当なのでしょうか。
答えはやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
これは熱気球。
中の空気を温めている。
気球の中の空気は温められるとふくらみ周りの空気より軽くなって上に上がろうとするんだ。
黒いふくろで小さな気球を作ってみた。
太陽の熱で温めても空気がふくらんだ。
これがソーラーバルーンなんだね。
でも太陽の熱だけで本当に人が持ち上がるの?議論の末全長50mのソーラーバルーンで挑戦することにした。
5つのパートに分けて作ってそれをつなぎ合わせるんだね。
うすいシートだね。
確かに軽い材料で作ったほうがいいよね。
(ホイッスル)どうしたのかな?穴だ!直さなきゃ。
たいせつな空気がぬけちゃうよ。
クジラの形になってきたね。
出来上がった!このクジラをうかばせるんだからたいへんだ。
実験は草原で行う。
クジラを前後4か所につないだロープで自動車にしっかり固定する。
さらに両わきにもロープをつけて人がおさえる。
クジラに穴が開くのを防ぐためまず地面に保護シートを張る。
あれ?雨だ!残念。
実験は中止だ。
雲はうすい。
風はない。
(ホイッスル)せんぷうきを使ってクジラに空気を入れていく。
おっ太陽も出てきた!空気がだいぶ入ったようだ。
これは物の温度を測る特殊なカメラ。
15度以下は黒。
50度以上は白。
その間の温度を青から赤までの色で表している。
クジラの中は水色。
20度をこえたくらいだ。
まだうかびそうにないね。
おっ空気をもっと入れるんだ。
だんだんとおなかのほうがういてきましたよ。
背中が盛り上がって水色の部分が増えている。
太陽の当たっているほうほど温まってるんだね。
おなかが完全にういたぞ!あれ?なんだか様子がおかしいな。
風がふいてきたんだ!少しの風でもえいきょうを受けちゃうんだね。
風がやむのを待つしかないよね。
やんだよ!これでうかぶかな?太陽が出た!これで中の空気が温まるんじゃない?ういた!背中がずいぶん温まってふくらんだようだね。
おなかの所でも20度になっているよ。
これなら人を持ち上げられるんじゃない?いよいよだね。
くもっちゃったのか。
空気の温度が下がってうく力が減ってるんだね。
だいじょうぶかな?また太陽が出てきたよ!背中のほうは40度をこえている所もある。
どうだ?ういた!空気の力で人間がうくんだね。
空気だけで人間がうくんだね。
いやすごい!今回の大実験で空気が温められると人を持ち上げるほどの大きな力にもなることがわかった。
だからやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
2015/04/14(火) 09:50〜10:00
NHKEテレ1大阪
大科学実験「空飛ぶクジラ」[字]

空気は温めると軽くなる。全長50mの黒いビニールで作ったクジラ型のバルーンを太陽光で温めたら、人を持ち上げることができるだろうか。大実験で挑戦する。

詳細情報
番組内容
空気は温めると軽くなり、上にあがろうとする。では、その空気の力で人を持ち上げることはできるだろうか? 黒いビニールで全長50mのクジラ型バルーンをつくり、太陽光で温め、人を持ち上げることができるかという大実験に挑戦する。バルーンに空気を入れた後、太陽光でどのくらい中の空気が温められたか、サーモグラフィーで確認しながら、クジラ型のバルーンが浮かぶ様子を紹介する。
出演者
【語り】細野晴臣

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 幼児・小学生

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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