民主党:「党勢低迷底打った」幹部に参院国対委員長が苦言

毎日新聞 2015年04月15日 18時30分(最終更新 04月15日 19時27分)

 民主党の榛葉賀津也参院国対委員長は15日の記者会見で、統一地方選前半戦の結果に関連し「党内の一部で(党勢低迷が)底を打ったとの考えを持つ方もいるようだが、そういう認識自体が甘い。危機意識の欠如だ」と述べ、党幹部を厳しく批判した。

 野党転落以来の党勢低迷について、執行部内では枝野幸男幹事長が13日、「底打ちし、戻す流れはできた」、岡田克也代表が14日に「底は打ったがまだまだ道は険しい」とそれぞれ述べていた。榛葉氏はこれらの発言を念頭に「(統一選前半戦は)負けだ。党内でいろいろな解釈があることが問題だ」と批判した。

 枝野氏は榛葉氏の発言について記者会見で、「12年、13年の時点で想定した最悪の見通しから考えれば多くの地方組織ががんばってくれた。地域差もあり、いろいろな受け止め方がある」と述べるにとどめた。【佐藤慶】

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