高浜原発:与党、政策は変更せず 再稼働差し止め仮処分に

毎日新聞 2015年04月14日 22時16分

 関西電力高浜原発3、4号機の再稼働を認めないとした福井地裁の仮処分決定に対し、与党は冷静に受け止め裁判の行方を見守る姿勢をみせた。野党からは歓迎の声が上がった。

 自民党の稲田朋美政調会長はコメントを発表。昨年12月の衆院選の政権公約で「安全性を最優先し、原子力規制委員会によって新規制基準に適合すると認められた場合には、その判断を尊重し原発の再稼働を進める」と掲げたことに触れ、「引き続き、これに沿って政策対応を行う」との考えを示した。

 また、公明党幹部は「まだ、地裁の判断が出ただけだから」と語り、政策変更は想定していないとの認識を強調した。

 一方、民主党の枝野幸男幹事長は「政府が強弁しているほど現在の手続きでの原発の安全性が世の中で受け入れられていないことを示した。政府は真摯(しんし)に受け止め、慎重に対応すべきだ」と記者団に述べた。

 共産党の小池晃副委員長は「司法の判断で再稼働が差し止められた全国初のケースで極めて大きな意義がある。政権と電力会社は全原発再稼働を断念すべきだ」と再稼働中止を求めた。社民党も決定を「画期的」と歓迎した。【宮島寛、村尾哲】

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