ニュース詳細
足に刺さった矢 車から放たれた可能性も4月15日 17時37分
k10010049521_201504151841_201504151842.mp4
15日未明、茨城県取手市で、自転車で帰宅途中の男性が「クロスボウ」という洋式の弓から放たれたとみられる矢で足を撃たれた事件で、警察は、男性が痛みを感じたときに、横を白っぽい車が通り過ぎたと話していることから、車の中から矢が放たれた可能性もあるとみて捜査しています。
警察によりますと、15日午前2時前、取手市東で47歳の会社員の男性が、自転車で帰宅途中に突然、右足のふくらはぎを矢で撃たれました。男性は矢が刺さったまま自転車でおよそ2キロ離れた自宅に帰ったあと、家族の運転する車で市内の病院に行き、手当てを受けましたが、矢が貫通していて、全治2週間のけがだということです。
警察によりますと、矢は先端が鋭利な金属製で、長さがおよそ40センチ、直径8ミリで、「クロスボウ」と呼ばれる洋式の弓から放たれたとみられるということです。
警察によりますと、被害者の男性は足に痛みを感じたときに、白っぽい車が同じ方向に向かって横を通り過ぎたと話しているということです。このため警察は、車の中から矢が放たれた可能性があるとみて、付近の防犯カメラの映像を確認するなどして捜査しています。
現場は、JR取手駅から東におよそ1キロ離れた住宅や店舗が建ち並ぶ場所です。
警察によりますと、矢は先端が鋭利な金属製で、長さがおよそ40センチ、直径8ミリで、「クロスボウ」と呼ばれる洋式の弓から放たれたとみられるということです。
警察によりますと、被害者の男性は足に痛みを感じたときに、白っぽい車が同じ方向に向かって横を通り過ぎたと話しているということです。このため警察は、車の中から矢が放たれた可能性があるとみて、付近の防犯カメラの映像を確認するなどして捜査しています。
現場は、JR取手駅から東におよそ1キロ離れた住宅や店舗が建ち並ぶ場所です。
市内の小学校で集団下校
今回の事件を受け、取手市内のすべての市立小学校では、教員が付き添って集団下校が行われました。
このうち事件現場から東に300メートルほどの所にある取手小学校では、子どもたちが教員に付き添われて集団下校しました。それぞれの住む地区に来ると、小さなグループに分かれて教員や地域のボランティアと共に自宅に向かっていました。取手小学校の田崎均教頭は「この辺りはとても雰囲気のよい地域なので、事件が起きて心配しています。子どもたちが被害に遭わないように見守りを強化するとともに、早い解決を願っています」と話していました。
取手市では、6校あるすべての市立中学校でも部活動を早めに切り上げて、明るいうちに生徒たちを下校させるよう呼びかけました。
このうち事件現場から東に300メートルほどの所にある取手小学校では、子どもたちが教員に付き添われて集団下校しました。それぞれの住む地区に来ると、小さなグループに分かれて教員や地域のボランティアと共に自宅に向かっていました。取手小学校の田崎均教頭は「この辺りはとても雰囲気のよい地域なので、事件が起きて心配しています。子どもたちが被害に遭わないように見守りを強化するとともに、早い解決を願っています」と話していました。
取手市では、6校あるすべての市立中学校でも部活動を早めに切り上げて、明るいうちに生徒たちを下校させるよう呼びかけました。
「クロスボウ」入手規制は難しい
今回の事件で使われたとみられる「クロスボウ」は、銃のように引き金を引き、板ばねの力を利用して矢を発射する、洋式の弓の一種です。一般にはスポーツ競技や狩猟用として普及している一方、過去には人や動物に矢が放たれた事件も相次いでいます。
銃刀法の規制の対象にはなっておらず、入手や所持について法律に基づく明確な取り扱いはありません。静岡県など全国の自治体の中には、条例で18歳未満の青少年に「クロスボウ」を販売することを禁止し、違反した販売業者に対しては罰金を設けているところもありますが、茨城県では、青少年への販売を含めて規制は設けられていません。一方、「クロスボウ」は、インターネットを通じて広く販売されていて、自治体の条例などで販売や入手を規制するのは難しいのが実情です。
銃刀法の規制の対象にはなっておらず、入手や所持について法律に基づく明確な取り扱いはありません。静岡県など全国の自治体の中には、条例で18歳未満の青少年に「クロスボウ」を販売することを禁止し、違反した販売業者に対しては罰金を設けているところもありますが、茨城県では、青少年への販売を含めて規制は設けられていません。一方、「クロスボウ」は、インターネットを通じて広く販売されていて、自治体の条例などで販売や入手を規制するのは難しいのが実情です。