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【ゴルフ】

小田孔、来季は自力でマスターズ出場だ!! 今季国内開幕戦前に意気込む

2015年4月15日 紙面から

今季開幕戦に向け、記念撮影する(右から)小田孔、岩田、谷原、藤本、高山=東建多度CC名古屋で(松岡祐司撮影)

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 国内男子プロゴルフツアーの今季第1戦、東建ホームメイトカップが16日、三重県桑名市の東建多度カントリークラブ・名古屋で開幕する。昨季の賞金王、小田孔明(36)=プレナス=は「マスターズ」で5位に入った松山英樹のプレーに刺激を受けたといい、「(世界ランキングで)50番以内に入って、来年は自力でマスターズに出る!!」と意欲満々。最多勝に2年連続賞金王という新たな野望に向け、勝負のシーズンへ突入する。

 マスターズが中継されるテレビ画面を見つめ、小田孔は湧き上がる複雑な思いを感じながら、うめきにも似た声を上げていたという。

 「すごいよね、松山は。あそこまで(上位に)いくのは厳しいかもしれないけど、やっぱり出てみたい。行ってみて、打ちのめされても、(自分の実力は)出てみないと分からないから」

 国内ツアーが発足した1973年以降、マスターズに出場できなかった日本の賞金王は前田新作(1984年)のみ。昨年末、小田孔は初の賞金王に輝くと、マスターズ対策の一環として「ドロー用のクラブを作ったり、それなりの対応はしていた」。初出場への準備を進めながら、招待状が届くのを心待ちにしていた。だが、待てども待てども…。

 今年1月末。出場が難しいことを伝え聞くと、淡い期待をきっぱりと捨て、気持ちを切り替えた。

 「(マスターズに)推薦で出るのと、実力で出るのとでは、自然とスコアにも出ると思う。だったら、『(出場資格となる世界ランクで)50番以内に入ってやろう』という気持ち。今は出られなくて良かったと思っている」

 決して強がりではない。負け惜しみでもない。悔しさ、ふがいなさも全ては「もっと強くなりたい」という原動力になっている。賞金王の余韻に浸る間もなく、小田孔は「常に挑戦者。挑戦者の気持ちでゴルフをしたい」と決意表明。その上で、「誰よりも多く勝ちたい。そうすれば、おのずと世界ランクも上がってくる。そこを目標にすればいい」。勝って勝って、勝ちまくる−。その先にだけ、小田孔の夢への道が見えてくる。 (松岡祐司)

 

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