アマミモヨリ オフィシャルブログ「甘味生活*育児絵日記」Powered by Ameba

言葉がおそいだけと思っていたら、まさかの発達障がいでした。
自閉症スペクトラム(ASD)な息子とのささやかな日々のキオク。

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それは去年の夏のこと。ヒルマと二人きりだった休日の昼さがりでした。
ぼんやりとネットの記事を読んでいたとき、
それとは全く無関係に、突然はっきりわかったのです。




「ダカラ ワタシハ ダメ ナンダ」





そしてヒルマの発達障がいも、まわりのアンラッキーもすべてがそのせいで、
この先もずっと抜け出せないのだと(今思えばなぜか)確信しました。

血の気が引いて体がブルブル震えました。
いいや、この考えはどこかおかしいとも思いました。
でもそれ以上に頭の中は、すっきりきっぱりわたしを責めます。

心臓が速く深くバクバクと波打ちました。
わたしはおかしくなっている!

「おかあさん、ちょっと具合が悪いからひとりにしてね」
こんな姿はヒルマに見せられないと、あわててベランダに出ました。



ベランダに座り込み、大丈夫、大丈夫とはげましました。
息を吸って、ゆっくり吐くことだけに集中しました。

それはほんの5分程度のことだったかもしれません。
指先がほんのり温かくなると、震えは止まっていました。
何だったんだろう・・・と気になりつつも一度きりのことだったし、
もう大丈夫と思っていたのです。

そして11月。またしてもそれが起きたのです。
週に2度も。わたしはすっかり怖くなってしまいました。

それが起こっているときの恐怖感と来たら、
テレビで耳にする「突発的に自殺を図ったものと思われます」の
突発的ってこういう状況じゃないの?って感じです。

喘息のお薬をもらうついでに、医師に相談してみました。
気持ちが落ち込んで、ときどき「うわー!」っとなるんです、と。

くわしい症状の聞き取りの後で、医師の診断は、



「パニック発作」でした。
薬を飲んで、それでも発作が起こるようなら
心療内科に紹介状を書いてあげるから安心して、という説明でした。

パニックって、やることや考えることが一杯あって、
どれから手を付けていいかわからないー!って感じに、
頭の中や行動がごちゃごちゃすることだと思っていたので驚きました。

頭の中はむしろすっきりとクリアで、
鋭く自分自身を撃ち抜くことを知りました。

そうして今も薬を飲み続けています。
パニックは起こしていませんが、何が引き金になるかわかりません。
そういうわけでメッセージの受信もお休みしておりますし、
他の方のブログもほとんど読めておりません。

かつてヒルマがパニックを起こしたとき、
殺人鬼に追われているようなヒルマの形相にこちらまで怖くなったものですが、
パニックを起こしている本人は、そうとう怖いのですよとお伝えしたく記事を書きました。

「大丈夫だよ」とやさしく背中をさすってもらったり、
「吸って~、吐いて~」と、ゆっくり呼吸するリズムを声に出して教えてもらえると、
わたしの場合はとてもありがたいです。


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