ハリル監督、宇佐美に体質改善指令　体脂肪減らせ

　ハリルホジッチ監督が出席した１４日のＪ１・Ｊ２合同実行委員会で、日本代表ＦＷ宇佐美貴史（２２）＝Ｇ大阪＝に対し、「体脂肪を減らせ」と体質改善指令を出した。

　代表強化に向けた各クラブへの協力要請だけで、会議の冒頭数分で済むはずだったあいさつは次第に熱を帯び、姿を変え、３５分間に及ぶ大演説に。指揮官は代表選手として自覚が足らない選手の一人として宇佐美の名前を挙げた。

　「彼は本当に能力があり、かなり期待している。ただ、たくさんのことを変えないといけない」として目をやった手元の資料は代表選手の体脂肪率の一覧表。「駄目出し選手」の名は赤く塗られており、その一人が監督の定める基準・体脂肪率１２％未満を超える１４・１％の宇佐美だった。

　「ハイレベルな要求にはフィジカルの準備が必要。（赤い印は）準備ができていないということ。そうするとけがが起こる」と、所属クラブ幹部に宇佐美の体調管理の徹底を訴えた。