ハンコックタイヤは14日、ドイツ・ポルシェのスポーツ多目的車(SUV)「マカン」向けに今年初めからタイヤ供給を開始したと発表した。
昨年発売されたマカンは、高速走行時の安定感を保つため、前輪と後輪に異なる規格を採用したのが特徴だ。
ハンコックタイヤが供給を始めた「ベントゥス(Ventus)S1エボ2SUV」(18・19インチ)は、開発に4年を費やし、接地面の摩耗で性能が低下することを防いだ。また、タイヤと路面の間に水膜が生じて滑るハイドロプレーニング現象対策にも優れている。
ハンコックタイヤの徐承和(ソ・スンファ)副会長は「ポルシェへのタイヤ供給は、研究開発投資を続けたハンコックタイヤの技術力とブランド価値が認められた証拠だ」と述べた。ハンコックタイヤは現在、アウディ、メルセデス・ベンツ、BMWにタイヤを供給している。ウ・ビョンイル専務は「新型アウディTT、フォードのマスタングなど高級スポーツカーにも供給先を拡大した。2020年までにランボルギーニ、フェラーリなどへの供給も目指す」と語った。