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【プロ野球】

オリックス、5連敗 30億円補強のV候補がまさかの借金11

2015年4月15日 紙面から

8回、ソフトバンクの内川に逆転打を許し、マウンド上でぼうぜんとするオリックスの西(21)=京セラドームで(吉留常人撮影)

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◇ソフトバンク4−2オリックス

 ソフトバンクが逆転勝ちした。0−1の8回2死満塁から内川が中前へ逆転適時打。失策が絡み3点が入った。大隣は変化球がさえ、7イニング1失点で2勝目を挙げた。オリックスは西が力尽き、1分けを挟んで2年ぶりの5連敗。

 もはや“見慣れた光景”になろうとしている。1点リードの8回、それまで好投を続けていた先発の西が、2死満塁から内川に逆転の中前2点適時打を許した。駿太の送球がそれる間に一塁走者も生還し、万事休す…。逆転負けは早くも今季9度目となった。

 西は7回まで相手打線を3安打に封じる好投を見せていた。ただ、8回は先頭の代打・高田に左前打を許し、1死二塁となって中村晃、明石、柳田と左打者が並ぶ場面を迎えた。ここで好調の左腕・海田にスイッチする選択肢もあったが、森脇監督は西を続投させた。

 「きょうの西に関しては、あそこまで任せた。最終的に取られたのは俺の責任。こういう条件下でいかに勝つかが俺の仕事」

 最近は中継ぎ陣がリードを守りきれない展開が続いていたため、指揮官のタクトもおのずと重くなった。一方、期待に応えられなかった西は「(自分は)8、9回に逆転されるパターンが多い。次はああいうミスがないようにしたい」と必死に前を向いた。

 引き分けを挟んで、2013年5月の6連敗以来、2年ぶりとなる5連敗。こんな超低空飛行を一体、誰が予想できただろうか。戦前は30億円ともいわれた大型補強から優勝候補にも挙げられたチームが借金11と、リーグの借金を一身に背負う予期せぬ状況だ。投手陣に故障離脱が相次ぐ中で、必勝パターンを確立できないことが原因の一つ。苦しい状況の中で、何とか負の連鎖を断ち切りたいのだが…。(五島大裕)

 

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