2015-04-15

彼女が可愛くて俺が最低な理由がわかった件

長くなってしまったので、まずは結論から書きますね。

  1. スクールカースト認識してない人が存在するという事実に驚きました。
  2. なぜ俺が最低な奴だったのかという事がわかりました。
  3. なぜ俺がこの女に惹かれたのかがわかりました。
  4. 俺は子供時代どうすれば地獄回避できたのかがわかりました。

きっかけは冷たい熱帯魚という映画をこの女と一緒に見たことです。

その映画では子供がグレてるので「自分の子供があんなのになったら俺、無理だわ」って言ったことで子供の話になりました。

俺の最悪だった少年時代記憶から、大きなトラブルを起こさずに子供時代を乗り切ることなんて奇跡みたいなものだという認識で話してます

俺「子供世界は常に戦いだからトラブルった時に自信ないわー」
女「え?なにと戦ってるの?」
俺「なにとって、攻撃してくる奴と」
女「攻撃してくる奴なんているの?」
俺「いるよ。俺の子時代はどの時点でも常に敵がいたよ」
女「変なのー」
俺「変ってw おまえには敵がいなかったのかよ?」
女「いないよー。みんな仲良しだったよ」
俺「うそ?一度も?」
女「うん。たぶん私の妹も敵なんていなかったよ」

そんな馬鹿なと思いましたが、育った地域の違い(俺はは関西彼女関東)や

男女差が影響してるのかも?

とか

でも少なくとも妹には、彼女には敵が居ただろう

などと、この時点では考えていました。

女「どうして敵になるの?」

どうしてだろう?

スクールカーストを上るために戦う必要があるからかも?

と考えて説明しようとしました。

俺「だって子供世界は大人以上に階級社会じゃん。スクールカーストじゃん」
女「え〜、そんなことないよー」
俺「ないことないって。ラノベとかのテーマになってるぐらい共通認識じゃん?あるあるー、って感じの」
女「ほとんどないから小説になってるんでしょ?」
俺「いやいや、そもそも俺の子時代はずっとスクールカースト意識してたよ」
女「えー、それってあんたがおかしいんじゃないの?」
俺「そんな事ないって。誰が強いか、偉いか、みたいなことは誰だって認識してるでしょ」
女「そんなことないよー」
俺「女の子はそうなのか? いや、でも女だってブランド物とかスペックの良い彼氏が欲しいのはカーストを登りたいからでしょ?」
女「わたしはブランド物なんて欲しくないもん」

こんな感じで、まったく話がかみ合いません。

敵までいかなくても、殺伐とした空気になったことぐらいはあるだろうと思って、話を戻しました。

俺「じゃあ子供時代友達同士で修羅場というか、何か悔しかったり嫌だったことは無いの?」
女「う〜ん」
俺「ない?」
女「あ!そう言えば友達と3人ぐらいで公園に行った時に池にボートがあって、初めてだったから乗りたいって言ったんだけど
あんたが漕いだらひっくり返りそうだからだって言われて乗れなかったのが嫌だった」
俺「あ〜、それは理不尽だねー」
女「理不尽?何が?」
俺「いや、だっておまえが漕いだらひっくり返るって決めつけられたら理不尽じゃん」
女「え〜、そうなのかなー。わたしドン臭いからひっくり返りそうだよ」
俺「え?じゃあ何が嫌だったの?」
女「だから、せっかくボートがあったのに乗れなかったから」

なんという平和子供時代!!

一生懸命思い出した嫌な思い出がこれとは!

しかし、そんな事があるだろうか?

この話だって、例えばこの子カーストが低いせいで、せっかくボートで遊びたいって提案したのに、

理不尽理由を付けられて無下に却下された、ということなら、

この件以外にも常にそういう扱いだっただろうと想像できて、

読むだけで嫌な気分になる人もいるレベルじゃないだろうか?

  

この時点で「もしかしての子カースト認識できてない?」と思い至りました。

俺「会話の細かいニュアンスで、こいつはこいつより上とか下、みたいな事を感じることはない?」
女「え〜、そんなこと一度も考えたことないよ。なんでわざわざそんな事を考えるの?」
俺「いや、考えなくてもわかるじゃん。動物にはそういう能力がみんなあると思うよ」
女「そうかなー。よくわかんないや」

こいつ変だ!と思いました。

でも同時に、ひょっとして変なのは俺の方なのか?

とも思いました。

それを彼女に言ったら「絶対あんたが変だよ」と言うので、

増田で聞いてみようと思った次第です。俺と彼女どっちが変でしょうか?どっちも変でしょうか?

 

この時点でふと、もしかして俺の少年時代殺伐としてたのは、環境のせいじゃなくて俺のせいなのかも、

と考えるようになりました。ここからは俺の話です。

 

俺は傷害で少年院に入った事がありますいじめっこの首をナイフで刺しました。親兄弟には多大な迷惑をかけました。

でもそれは俺が悪いんじゃなくて、あの状況では仕方が無かったと思っていました。

俺は常にスクールカーストの最底辺に居ました。クラスで下から2〜3番目が俺の定位置でした。

頭も顔も悪くて、恐怖心が強く性格も弱い、運動もできない、というタイプです。

当然級友からは軽い扱いを受けます

それなのに常にカースト上位の人間と同じ扱いを受けないと、ものすごい怒りを感じるタイプでした。

例えば小学校掃除時間に、奇麗なホウキを取り合いになる場面で常に上位の人間と競り合っていました。

恐怖を押し殺しながら。

 

常にそんな感じなので、当然いじめられます

例えば、みんなの前でオナニーしろ強要されるなど。

でも絶対に従いません。カツアゲされても絶対お金を渡しません。

ものすごい怒りと恐怖で気が狂いそうな状態が俺の日常でした。

でも学校を休むのは負け犬だと思い、そんな状態でも皆勤賞です。

ある時、給食の中にうんこおしっこを入れてみんなに食べさせたのがバレて地元に居られなくなり、

引っ越しました

 

転校しても状況は変わりませんでした。

最初は頑張ったのですが、すぐにカーストの最底辺ポジショニングされ、また怒りと恐怖で気が狂う。

この頃から頻繁にカッターナイフや小型ワイフを携帯するようになりました。

でもいじめられても相手を刺す勇気が出ません。親にこれ以上迷惑をかけるのが嫌だったし、捕まるのも怖かったのです。

自殺するか相手を殺すか、そんな事をずっと考えるのが日常でした。もちろん学校皆勤賞です。

ナイフを持ってない時にカツアゲされたら、相手の目をつぶせば良いと思っていました。

その場合人差し指では失明させられないから親指を突っ込もうと考え、相手の頭を掴んで親指を目に突っ込む練習をしていました。

でも実行できません。

実行できない自分を情けなく思い、毎日自分気違いで人を殺したくてしょうがない」のだと自己暗示をかけていました。

 

ある日、高校可愛い女の子が転校して来ました。俺の隣の席になり、いろいろ教えたりしている内に好きになっていました。

でも俺の顔は自律神経がおかしくなったのかニキビだらけで、元々不細工な顔が更に醜悪になっていました。

それに成績も最低で運動神経も鈍いし、ずっといじめられている人間です。

絶対自分が好かれることは無いのだから関わってはいけないと、できるだけそっけなく対応していました。

でも授業中などについチラチラ見てしまうんです。

それをカースト最高位の不良に見つかりました。そいつグループとは絶対に関わってはいけないと思い、

距離を取っていたせいか、それまではほとんど交流が無かったのですが、これをきっかけにいじめられるようになりました。

 

その頃の俺は日課みたいに毎日時間目の休み時間トイレに行っていました。

時間からひどい下痢に襲われ、4時間目まで我慢するのですが、耐えきれずに油汗を流しながらフラフラトイレに行くのです。

学校うんこをしてはいけない、という鉄の掟をなぜか高校生にもなって継続していたので、

お昼ご飯を食べれば不思議と腹痛が治まるのもあって、なんとか耐えようとした結果、そういうルーチンになっていました。

そこを狙われました。

 

男子トイレになぜか、その子が居ました。

フェラさせて」と言いながらしゃがみこみます

カースト最高位の不良はゲラゲラ笑ってます

まりの事に固まってしまい「え?え?」とか言ってる内にズボンのチャックに手をかけられました。

ここで耐えきれず下痢便を解放

ぶち切れた俺は無言でいきなりそいつの首を刺しました。

ちゃんと殺すつもりで頸動脈を狙ったのですが、断続的に出てくるうんこが気になって狙いが外れ、そいつは死にませんでした。

女は泣き叫ぶし、そいつは血まみれで呻いているし、うんこ臭いし、

こんなカオス現場もそう無いよなー、などと考えながら大に入り鍵をしめて続きをした冷静な自分おかしかったです。

あそこまで行くと人間って開き直ってしまい、恐怖も何もなく、むしろ謎の達成感がありました。

「おい開けろ!!」とか怒鳴りながらドアに体当たりしてくる先生

「開けてやるからジャージ持って来い」とか偉そうに命令してました。

もちろんそれまではそんなキャラじゃなかったです。

 

ちょっと本題からズレ過ぎたので、俺の黒歴史はこのへんにしときます

 

俺の中では「俺だけがこうなんじゃなくて、みんなこういう苦しみをかかえながら、

なんとか生きている。この世こそが地獄なんだ」という認識でした。

たまたま俺は運が悪くて向こう側に行ってしまったけど、みんなギリギリラインを生きているんだと思っていました。

でもそうじゃない可能性に思い至りました。

 

俺の問題は、

だと思います

これを回避するのは簡単です。

理不尽な扱いを受け入れても、それは負けじゃないんだ、という事を理解すれば良かったのです。

 

成人してから迷惑をかけた彼女謝罪しようと思い、色々調べたところ、その子実家のある関東に戻っていました。

彼女にはショックだったようで、あれから高校に通えなくなっていました。

その事を謝ると、彼女不思議そうに

「その話は私じゃなくて妹にして。あの子はショックで高校に行けなくなったんだからちゃんと謝ってね」

と言いました。そこに彼女は居ませんでした。

でも俺はこの女を一生守ると誓いました。

 

身バレが怖いので少し脚色したつもりですが、少しじゃなくなってしまったのは謝ります

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    普通の人間が書いてるんだろうな そうでなきゃそんな負けじゃない!と思いこめば救われる!なんて思えるはずがない そうやって底辺を救う気分でマウンティングかましてオナニーすん...

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    身バレが怖いので脚色 あっ…(察し)

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    この頃から頻繁にカッターナイフや小型ワイフを携帯するようになりました。 後のオナホールである。

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    僕の日本語力がないせいかも知れませんが、彼女がいじめの現場にいたその子なのか、妹なのか、結局、どちらと交際しているのか、まるでわかりませんでした。

    • http://anond.hatelabo.jp/20150415153529

      "彼女"が可愛くて俺が最低な理由がわかった件 映画を"この女"と一緒に見たことです。 でも少なくとも"妹"には、"彼女"には敵が居ただろう 高校に可愛い"女の子"が転校して来まし...

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