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産経問題で外国人記者団体が憂慮の書簡4月9日 14時19分
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韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領の名誉を傷つけたとして裁判が進められている産経新聞の前ソウル支局長に対して出国禁止措置が続いていることについて、韓国に駐在する外国人記者で作る団体は9日、パク大統領に書簡を送って憂慮を表明しました。
産経新聞の加藤達也前ソウル支局長は、自社のウェブサイトに掲載したコラムで、去年4月に起きた旅客船沈没事故の当日、パク・クネ大統領が一時所在不明になっていたと伝えた韓国紙を引用するとともに、大統領が元秘書の男性と一緒にいた可能性を示唆して大統領の名誉を傷つけたとして、インターネットを使って名誉を毀損した罪に問われています。
加藤前支局長は去年8月から韓国政府によって出国禁止措置を受けており、東京本社への異動が発令されたあとも帰国できない状態が続いています。
韓国に駐在する外国人記者で作る「ソウル外信記者クラブ」は9日、パク大統領に書簡を送り、「出国禁止の長期化で、これまでに大きく改善した韓国のメディアを巡る環境に悪影響を及ぼしえる」と指摘したうえで、「大統領が外国の報道関係者の憂慮を十分に考慮するよう希望する」として善処を求めました。
加藤前支局長に対する出国禁止措置は今月15日に期限を迎えますが、韓国側はさらに延長するのではないかとみられています。
加藤前支局長は去年8月から韓国政府によって出国禁止措置を受けており、東京本社への異動が発令されたあとも帰国できない状態が続いています。
韓国に駐在する外国人記者で作る「ソウル外信記者クラブ」は9日、パク大統領に書簡を送り、「出国禁止の長期化で、これまでに大きく改善した韓国のメディアを巡る環境に悪影響を及ぼしえる」と指摘したうえで、「大統領が外国の報道関係者の憂慮を十分に考慮するよう希望する」として善処を求めました。
加藤前支局長に対する出国禁止措置は今月15日に期限を迎えますが、韓国側はさらに延長するのではないかとみられています。