“W先発制”杉内、菅野、マイコでキヨシたたく!連勝で貯金作る

2015年4月15日6時0分  スポーツ報知
  • 試合が雨天中止となり、三塁ベンチにいる中畑監督と話をする菅野

    試合が雨天中止となり、三塁ベンチにいる中畑監督と話をする菅野

 原巨人が、3人の先発陣総掛かりで強力DeNA打線を封じる。雨天中止となった14日のDeNA戦(横浜)で先発予定だった杉内は、15日の同戦でスライド登板することになった。首脳陣は15日に登板予定だったマイコラスをリリーフ待機させ、状況次第では早いイニングで投入する“W先発制”を敷く方針を決めた。16日は予定通り、菅野が登板。3人の先発投手を送り込む強力布陣で、好調のキヨシ軍団に挑む。

 滴り落ちる雨粒をぬぐいながら、杉内はダッシュを重ねた。今季初の中止が決まり、横浜スタジアムの外野で仕切り直しの調整。先発が1日スライドとなったが、「今までも経験しているので大丈夫ですよ。とにかく勢いがあるチームなので、走者を出さないように心がけたい」と3登板目での今季初勝利を誓った。

 15日に先発予定だったマイコラスはスライドせず、リリーフ待機になる。中日と首位争いを繰り広げる絶好調のDeNAに対し、斎藤投手コーチは「(15日は)マイコラスも行かせることができる」と登板を飛ばさず、杉内との“W先発”で挑む考えを示唆した。現在、巨人は借金1。2連勝すれば、貯金生活へと転じる。

 杉内は3月31日の中日戦(ナゴヤD)で5回0/3を3失点。7日の広島戦(マツダ)は6回1失点と勝敗つかずも、試合はつくっている。だが、斎藤コーチは13日の投手練習で杉内へ「6回の壁」を越えるように求めた。長いイニングを投げることには不安もあるが、マイコラスが待機することで、解消される。結果的に左腕も、初回から飛ばしていくことが可能になる。

 先発ローテでスライドするのは杉内だけ。菅野は16日のDeNA2戦目に向け、ブルペン投球や短距離ダッシュなどで調整した。前回9日の広島戦(マツダ)では1失点完投負け。好投したが「すべては結果なので次(の登板)、頑張ります」と意気込み、登板に備えている。17日からの阪神戦(甲子園)ではポレダ、田口、高木勇が先発する見込みだ。

 次週は21、22日の広島2連戦(前橋、宇都宮)に、24日からのヤクルト3連戦(神宮)と5試合のみ。そのため、斎藤コーチはDeNA戦同様に「先発をやっている人を中継ぎに回すことができる」と先発1人を現状6人の救援陣に加えることを明かした。投手陣総動員で、4月を乗り切る。(楢崎 豊)

  • 楽天SocialNewsに投稿!
ニュース 順位表スコア速報
矢口亨のG-Photobook 矢口亨のG-Photobook 矢口亨のG-Photobook 矢口亨のG-Photobook
今日のスポーツ報知(東京版)