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プロキシサーバーに大手銀行の偽サイト 30人の情報も保存 警視庁

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プロキシサーバーに大手銀行の偽サイト 30人の情報も保存 警視庁

 不正アクセス禁止法違反容疑で昨年摘発した東京都内の「プロキシ(代理)サーバー」業者のサーバーに、都内の大手銀行のフィッシングサイトの画面が保存されていたことが15日、警視庁サイバー犯罪対策課の調べで分かった。このサイトを使って盗んだとみられる30人分のIDやパスワードなども見つかり、同課が同銀行に情報提供し注意を促した。

 プロキシサーバーは、中国人らがインターネットバンキングの不正送金に使っていた。中国からネットバンキング利用者にフィッシングメールを送信してフィッシングサイトへ誘導。偽画面の指示に沿って入力されたIDなどの個人情報を盗んで不正送金を行っていた。

 このフィッシングサイトには昨年3月だけで少なくとも約1万3千件のアクセスがあった。同課は昨年11月に豊島区の業者からサーバーを押収し、解析を進めていた。

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