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アシアナ機 ありえない低い高度で施設に接触か4月15日 4時01分
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14日夜、広島空港で、韓国のアシアナ航空機が滑走路を逸脱し、逆向きになって機体が大きく壊れた事故で、事故機は、通常ではありえない低い高度で施設に接触したとみられることから、国の運輸安全委員会は、異常な高度となった原因について詳しく調べることにしています。
14日午後8時すぎ、広島空港で、韓国・インチョン発のアシアナ航空162便、エアバスA320型機が滑走路を逸脱して逆向きになって止まり、左のエンジンや主翼の一部が大きく壊れました。
国の運輸安全委員会は15日、事故調査官3人を現地に派遣し、本格的に調査を始めることにしています。
事故機は、着陸のため高度を下げながら、滑走路の手前およそ300メートルにある電波を発信する施設に接触したとみられ、この施設の一部が、事故機の左の車輪に引っかかっているのが確認されたということです。
この施設は高さが6メートル余りで、通常の着陸コースより低い位置にあることから、運輸安全委員会は、通常ではありえない低い高度で施設に接触した原因について詳しく調べることにしています。
国の運輸安全委員会は15日、事故調査官3人を現地に派遣し、本格的に調査を始めることにしています。
事故機は、着陸のため高度を下げながら、滑走路の手前およそ300メートルにある電波を発信する施設に接触したとみられ、この施設の一部が、事故機の左の車輪に引っかかっているのが確認されたということです。
この施設は高さが6メートル余りで、通常の着陸コースより低い位置にあることから、運輸安全委員会は、通常ではありえない低い高度で施設に接触した原因について詳しく調べることにしています。
気象庁「寒気の影響で乱気流も」
気象庁によりますと、14日は西日本の上空に強い寒気を伴った空気の渦が流れ込んでいた影響で、九州から中国地方にかけては発達した積乱雲が発生しやすく、乱気流が起きやすい状態だったということです。
気象庁が昼に発表した予報では、14日午後9時には九州の北部や中国地方にところによって積乱雲が発達し、四国や中国地方、それに九州の上空では乱気流が発生する可能性があると予想していました。
また、気象庁のレーダーでは、アシアナ機が着陸した午後8時ごろには、広島空港の東側にやや発達した雨雲がかかっていました。
一方、広島空港の地上の観測では風速は1メートルほどと弱く、弱い雨が降り、一部で霧がかかっていたものの、平均で6000メートルほど先まで見通せる状況だったということです。
気象庁が昼に発表した予報では、14日午後9時には九州の北部や中国地方にところによって積乱雲が発達し、四国や中国地方、それに九州の上空では乱気流が発生する可能性があると予想していました。
また、気象庁のレーダーでは、アシアナ機が着陸した午後8時ごろには、広島空港の東側にやや発達した雨雲がかかっていました。
一方、広島空港の地上の観測では風速は1メートルほどと弱く、弱い雨が降り、一部で霧がかかっていたものの、平均で6000メートルほど先まで見通せる状況だったということです。