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【格闘技】

山中「自身満々です」 辰吉Jrに「ボクの試合見て」

2015年4月15日 紙面から

山中(左)の世界戦調印式会見に同席した辰吉寿以輝=大阪市内のホテルで(撮影・石湯恒介)

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 WBC世界バンタム級タイトルマッチの調印式と記者会見が大阪市内のホテルで行われ、8度目の防衛戦に臨む王者山中慎介(32)=帝拳=は絶好調をアピールした。また当日の前座でプロデビュー戦に臨む元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎(44)の次男、辰吉寿以輝(じゅいき、18)=大阪帝拳=も会見に同席。辰吉には「ボクの試合を見てほしい」と貫禄のエールを送った。

 不安は全くない。V8戦に臨む山中は、早くも次の次を見据えていた。

 「自信満々です。最高の試合をお見せします。必ず、勝ちます。ベルトを守るのはもちろんのこと、大きな目標に向けての挑戦の試合。もっと大きい試合、注目される試合をしたいですから」

 挑戦者のサンティリャンは無名ではあるが、23戦全勝15KOという堂々の戦績。“幽霊”という異名のとおり、正体不明でナゾが多く、不気味な存在だが、山中の発言にウソ偽りはない。海外での統一戦、ビッグネームとのビッグマッチを渇望しているものの、強すぎるがゆえに相手に敬遠される。そこに、山中のいら立ちがある。続けて、言った。

 「ボクのスタイルを貫くだけ。足も使えるし、パンチもそこそこあるんで。問題なく勝てる」

 中学時代に伝説のボクサー辰吉の試合を見て、ボクサーを志すようになったという山中。当日の試合の前座でその息子の寿以輝がプロデビューを果たす。そのことについて聞かれると「辰吉さんの持ってたWBCバンタム級のベルトを今、ボクが持っていて、辰吉さんの息子さんがデビューする。不思議な気持ち。寿以輝クンには、しっかり、勝ってもらって会場を盛り上げて、そのままスーッと帰らずに、ボクの試合を見てほしい」と、会見の席で後ろに座った寿以輝に王者のエールを送った。 (竹下陽二)

 

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