茨城県内原子力施設チェック 大規模災害時チェック 日本の原子力施設チェック

 

2015年04月15日

どのような研究・開発にJ−PARCが役立つのか。ここがイマイチ私自身、よくわからない。TOKAI原子力サイエンスタウン構想を推し進めるためにも「その問題を解決するにはJ−PARCがありますよ」と言えるくらいになりたい。

J−PARCの施設を使うことによって、具体的にどういうことが出来るのか。
パンフレットやHPで紹介されている内容を読めば、
そういう研究・開発ができるのかと表面的に解った気持ちになれる。

しかし、これら以外にどのような研究・開発にJ−PARCは役立つものなのだろうか・・・。
ここがイマイチ私自身、よくわからない・・・。


できれば、この状況を打破したい。
TOTOのCMの「ノズルがあるじゃない」ではないが、
「その研究ならJ−PARCがあるじゃない」
とパッと言えるようになりたい。

具体的に何か目の前に解決したい問題があったとき、
J−PARCの施設を使うことにより、
これを解決できるものなのかどうか、
そこをどう見極めれば良いのか・・・を知りたい。




たとえばセルロース

セルロースは、植物細胞の細胞壁および繊維の主成分で、
天然の植物質の1/3を占め、
地球上で最も多く存在する炭水化物(多糖類)である。
http://goo.gl/9DRUCh

このセルロースバイオ燃料(バイオエタノール)として利用できれば画期的なことである。
今現在、バイオエタノールの原料として主に利用されているのは、トウモロコシなど人間の食料である。
燃料と食料が重なってしまっている。
そのため、バイオエネルギーを生産しようとすると、食料となるトウモロコシなどが品薄になってしまうという問題がある。
食料以外の植物のセルロースを利用できれば、バイオ燃料の生産向上に繋がる。


ところで、セルロースは、非常に安定した構造である。
バイオ燃料にするためには、これを細切れにする必要がある。

しかし、今のところ効率よく細切れにする方法が見つかっていない。
電池材料や特別な潤滑剤として以前注目されていたイオン液体と呼ばれる物質が、再び注目され始めているらしいが、まだ研究段階である。

私のような素人からすれば、
「その研究ならJ−PARCがあるじゃない」
このような研究こそJ−PARCの出番なのではないかと思ってしまう。

セルロースを細切れにする物質を見出すということは、得意中の得意な感じがしてしまう・・・。


今まで利用できなかったセルロースをバイオ燃料に変える材料を発見・開発したとなれば、それは人類にとってすばらしい発見であり、開発であると思う。


原子力を発電に使うという時代は過去の話。
今更、原子力発電をしている場合ではない。


リスクの小さい新たなエネルギーを見出していくことも、原子力のサイエンスとして非常に重要なことだと思っている。



posted by 古性隆 at 00:20 | Comment(0) | J-PARC問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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