2015/04/14
ある方が本を読んでくださって「金魚鉢を観察する以外、どんなトレーニングをされたんですか?」と質問してくれた。

トレーニングって結構辛かったことが多いのだと思うのだが、トラウマになっていない過去の苦しかった記憶はきれいに加工されて美化されるから不思議である。

金魚鉢の後、教授は「今度は、人を客観的に観察してデータ10枚」と課題を出した。
教授は「人」としかいわなかったのだが、何を私は勘違いしたのか、ショッピングモールに出向いて人を観察しようとしてしまった。

モールのベンチに座って、人を眺めて、メモを取る。およその身長、そして、体重、歩く歩数、そして、靴屋の前で立ち止まって3秒、さらに茶色のスウェードの靴を左手に取って、弧を書くように鼻から十センチの所まで近づけ、鼻を2回動かした、などを書いていた。
問題は、ショッピングモールだと人が移動してしまうので、追いかけなければいけない。確かに、店が沢山あるので、ネタが豊富にあったから「枚数が稼げる!」とあの時は思ったのかもしれない。
でも、まるでストーカーのように(あの当時はストーカーと言う概念があまりなかった)くっついて回って「怪しい人」と思われるんじゃないか、とびくつきながらメモを取りまくっていた姿を今は懐かしく思い出す。

あー!あんなことやっていたよなー!

でも、あのレポートを出した記憶がない。

相当辛かったんだろうな〜!

記憶が美化されるって面白い。

2015/04/13
以前、ここでも書いていたが、小学校の頃から「自分は目立たなくて、相手から記憶されない人間」という思い込みがなぜかあった。

でも、担任の先生から、真っ先に「お前が悪さをしたんだろ!」と言われた。

大学に入って、寮にいた時も同じ現象が起こった。

寮の連中が、水風船爆弾で向かいの寮のガラスを割った時にも、真っ先に寮長が「お前がやったんだろ!お前は真面目な振りをして悪さをしていることをちゃんと知ってるんだぞ!見ているからな!」と言われてショックを受けた。
本当にまじめに勉強していたのに〜!
自分は、寮の中で数少ない英語があまりうまくしゃべれない外国人だから、目立たないし目を付けられないし、だれも興味を持たないだろう、と思っていた。だから「いたずらをしても自分だとわかるまい」と思っていた(やっていたのかい!)。

でも、事件が起こるたびに寮長は必ず私の部屋に確認しに来ていた。

自分の印象と、他人が見る私の姿が違っていることが面白い。

昨日も、お気に入りのお店でおいしいものを食べていたら、店長が「父親がブログを読んでいます!」とにこやかに教えてくださって「ドキッ!」とした。
「あれ〜!誰も私のことなんか興味を持たないと思っていたのに!」とちょっと衝撃。
嬉しい半面、あの小学校の時の衝撃が蘇ってきた。

自分の感覚が全く当てにならない。

この現象は面白い!

P.S
編集が終わったら、左手の遺伝子のことはちゃんと書きますからね〜!

 

2015/04/11
今、“解離”の説明を読んでいるのだが、これがものすごく興味深い。
ストレス刺激を受けた瞬間に自分が自分じゃなくなってしまって”別人格”に変身してしまう。

それって、ものすごくレアな症状のように思えるけど、自分がしたくないことをしている瞬間て「これって別人格なのかも?」と思うことがある。
多重人格がテレビで流行ったときは「テレビに出ている治療者が意図的に別人格を増やしている!」と批判されていたが、そのメカニズムをトラウマの見地から考えて見ると非常に興味深い。

これまで書いてきたのは、脳のネットワークで憑依されて別人格になってしまうメカニズムと、トラウマの回避システムで別人格になってしまう仕組み。
全く違う仕組みのようなのだが、実は共通していて、多次元的だと思っている。
さらに、これに遺伝してきた要因が付け加わると、もっと立体的に見えてくる。

早く書きた〜い!

2015/04/10
今、自分が書いた文章を読んでいて、不思議と「自分が書いたようには思えない」という感覚がある。

いつも、ここで書いていて「これを読んでくださっているみなさんの知恵とつながって話が展開している」と言う感覚があるから。

書いていると、色んな疑問がわいてきて、それと同時にその答えも自然と頭の中に浮かんでくる。

いつも、ここで書くときは45分のジョギングから帰ってきてシャワーを浴びて、水を飲んで頭が真っ白になった状態だったりする。
その状態でおよそ40分間、ラップトップの画面と向き合うのだが、ラップトップを開く前は何も考えていない。

キーボードを押している時に、これを読んでいて下さっている方と、つながっている感覚だけが心地よい。

編集をしながら、そして、みなさんが書いてくださる本のレビューを読みながら、それを今実感している。

つながっている喜びを。

 

2015/04/09
トラウマの本の編集をしていたら、ますますホルモンの本を出したくなってきた。

やっぱり、立体的な構造があるように思える。

2次元の世界だけじゃなくて3次元4次元という感じでつながっていて、問題は複雑にからんでいるようで実はシンプルな理論でその問題がほどけていくような気がしている。

本当は、研究を重ねて学会で発表して、という繰り返しの中でその謎をひも解いていく喜びを共有していく必要があるのだが、時間がない。

「時間がない!」と言うのは主観だが「限られた時間の中で」と言うことを考えたときに、ここで書かずにはいられなくなった。

そして、ここで書いていくとみなさんとつながって、ストーリーの展開がどんどん広がっていく。

そう!2次元の世界だけじゃなくて、多次元の世界へと広がりを見せてくれる。

みなさんの脳って凄い!と日々感心する。

書いてくださったレビューを見てまたそれを実感する。

感謝!



 

2015/04/08
アマゾンの沢山のレビューありがとうございます!!

凄いです!

孤独に編集作業をやっている中で「やっぱり一人じゃないんだ!」と嬉しくなります。

ここで読んでくださるみなさんと一緒に書いてきたこの本を大切にしたい、とそんな思いで、今、一生懸命に編集しています。

本当にありがとうございます!!

大嶋 信頼

2015/04/07
アメリカの現代催眠のミルトン・エリクソンは色彩認識に障害があったからこそ、紫色にだけ反応することができていた。
だから、エリクソンは女性が妊娠した時に浮かぶ額の妊娠斑を誰よりも的確に確認することができていた。

ミルトン・エリクソンンの生涯の話を読むと「ハンディーキャップは能力!」ということを痛感させられる。
そして、そこから生まれた優れた技法がリフレーミングなのかな?と考えたりする。

歴史に名が残っている人たちって、みんな何らかのハンディーキャップを持っていたりする。
それがものすごく興味深い。

何だか、これから面白いことが起こりそう!

P.S

アマゾンの本のレビューありがとうございます!!!
感謝!
読んでいて、嬉しくなってきます。

みなさんの応援のおかげで、トラウマの本の出版が実現しました。
感謝しております。

これからも応援よろしくお願いいたします。

大嶋 信頼

2015/04/06
失読症と似た症状を持っている方のお話を聞いていて、ちょっと歴代の天才たちの凄さの秘密がわかったような気がした。

「平面的な文字が読めなくて、立体的になっていないと理解できないんです!」と仰っていたことがものすごいヒントになった。

立体的って3次元で、文字が書いてあるのは2次元である。
多次元で見てしまうから文字の羅列が理解できない、と言うのは私にはものすごく理解できた。

だから、失読症があったアインシュタインなどは11次元のことが理解できたのかも?
そして、ダヴィンチはあんな立体的にものを書いたり設計できたのかも?
モーツアルトの曲は平面的じゃなくてものすごく多次元にわたって迫ってくる感じがあるのかも?と思った。

モーツアルトのレクイエムはそんな多次元を感じさせる曲である。
でも、不思議と後半は、それが感じられなくなる。
面白い!

そう考えると、やっぱりハンディーキャップって能力なのかも?!と改めて感じさせられる。
 

2015/04/04
やっぱりトラウマって大切ですね!とものすごく実感した(って本の編集作業に頭がどっぷり浸かっているからかもしれない)。

トラウマの影響力って凄い!

影響力はものすごいのだけど、そこから解放された姿ってものすごく美しい!

そんな姿を目撃している時に、時々頭の中で、ストラヴィンスキーの「火の鳥」がゆっくりと流れてきたりする。

あの曲の力強さ、可憐さ、まさにそのイメージだなー!

う〜ん!その姿を書いてみたい!

2015/04/03
トラウマの本を編集していて「大丈夫か?俺!」と心配になりながら読んでいる。

トラウマの本質を書こうと努力しているのだが、今現在の自分が思っているのとはだいぶ違っているので「おい!おい!そんな書き方で本当に大丈夫なのか?」とふらふらと歩き始めた子どもを見ているような気持ちになる。

でも、読んでいくうちに段々、このブログを読んでくださっているみなさんとともに内容が成長していく。

「おー!」

読んでくださるみなさんとともにブログが成長してきた過程がまるで懐かしいアルバムを見ているようなキラキラとした気持ちになる。

だんだん言いたいことが見えてきた!

P.S

アマゾンの本のレビューありがとうございます!
みなさんの応援のおかげで、今編集しているトラウマの本が出版できます!
ホルモンの本も出せるかな?と願っています。



 


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