2007-03-17
■[コラム] 直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。
ここ一週間、たくさんの日本の若い人たちと話した。JTPAツアー、九州大学ツアー、そして昨日のLingrイベント。それでつくづく思ったこと。もう前にも一度言ったことだし、当たり前のことだし、言わなくても伝わっているだろうとふと思っても、しつこく言おうと。なぜなら、僕が考えていることと正反対の言葉を、日本の大人たちから皆はシャワーのように浴び続けているし、僕がこうあるべきと思うことと正反対の経験を日々せざるを得ない状況にある、ということがよくわかったから。
二十歳にもなれば、その人のすべてはもう顕れている。その自分の良いところを見つけるには、自分の直感を信じ(つまり自分を信じるということ)、自分が好きだと思える「正のエネルギー」が出る対象を大切にし、その対象を少しずつでも押し広げていく努力を徹底的にするべきだ。そういう行動の中から生まれる他者との出会いから、新しい経験を積んでいけば、自然に社会の中に出て行くことができる。「好きなこと」と「飯が食えそうなこと」の接点を探し続けろ。そのことに時間を使え。
ネット空間で特に顕著だが、日本人は人を褒めない。昨日もLingrイベントで言ったけど、もっと褒めろよ。心の中でいいなと思ったら口に出せ。誰だって、いくつになったって、褒められれば嬉しい。そういう小さなことの積み重ねで、世の中はつまらなくもなり楽しくもなる。「人を褒める」というのは「ある対象の良いところを探す能力」と密接に関係する。「ある対象の良いところを探す能力」というのは、人生を生きていくうえでとても大切なことだ。「ある対象の悪いところを探す能力」を持った人が、日本社会では幅を利かせすぎている。それで知らず知らずのうちに、影響を受けた若い人たちの思考回路がネガティブになる。自己評価が低くなる。「好きなことをして生きていける」なんて思っちゃいけないんだとか自己規制している。それがいけない。自己評価が低いのがいちばんいけない。
僕だって君たちを見ていて、悪いところとか、足りないところとか、たくさん見えるよ。でもそんなことを指摘して何になる?
それでもっと悪いのは、ダメな大人の真似をして、自分のことは棚に上げて、人の粗探しばかりする人がいることだ。そうすると利口に見えると思っているかもしれないけど、そんなことしている暇があったら自分で何かやれ。
- http://d.hatena.ne.jp/nokuno/20070317
- 全肯定ポジティブ教はきらいだ
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- 人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。
- http://d.hatena.ne.jp/caesarkazuhito/20070318
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- [つぶやき][はてな]梅田望夫さんによる、熱い、ストレートなメッセ...
- http://d.hatena.ne.jp/ytakenaka/20070402
- http://d.hatena.ne.jp/smallpine/20070422
- http://d.hatena.ne.jp/kazundo/20070513
- ブログのちから。
- Buzzstyle (2nd) - 余裕がないのは分かったから、せめて黙れ。
梅田さんの言葉、ほんとにうれしいです。
僕も自分に自信のない人の一人だったけど、リアルで梅田さんにお会いしてからどんどん変わっています。
こうやって若い人、日本の未来を変えていくんだな。
梅田さんすげー!!!
ちなみに僕は信吾って言う名前なんですが、自分(吾)を信じるという意味なんですよね。そんな名前をつけてくれた親に改めて感謝です。
自分を信じ、自分で考え、自分の好きなことを貫く。この考えを大切にして、自分を見失わずに生きていきたいです。
この記事に触れることができて良かったです。ありがとうございます。
自分の与えられている環境を有意義に活用しながら出来ること。これまでの経験から実践しての失敗から多くを学び、自分らしさ(個性)を失わないように気をつけたいものです。どのような人も約50%50%で長所も欠点も存在していると思います。梅田さんは他人の長所を褒めることで、
人々の意識の変革を推奨されているようで、賛同できます。
小さく閉じこもっている人の扉を開くのは、その人の「存在すべて」を認め、「いいところ」を見つけ、「良い結果」をほめ、「悪い結果」は悪いなりに「認める」ことです。その小さな積み重ねは、グループの結束と信頼を高め、困難を乗り越える原動力となります。そういう組織だと、まず愚痴を言うやつがいませんね。
ちなみに、人をほめるこつは二つ。まずは直接ほめる。もう一つは誰かの前で他の人の成果をほめる。ほめるときになぜそれがいいのかを、理由を挙げてほめることが大切です。
「人間のもつ可能性」を「最大化」して「共有」する唯一の方法は「人を認めてほめること」だけじゃないでしょうか。
やっと「今を生きていること」を実感しました。
古典を読み漁る中で偶然手にしたこの本は、僕の「これから」に大きな影響をもたらしそうです。
死ぬまでに僕は何をするのか、楽しみです。
人生の全てを賭けて若者の未来を担保しようという
担保することを証明しようという
大人が居るということを知り、
とても勇気が湧きました。
今まで若者の未来を守るどころか、
若者を犠牲にして自分の利益を確保する大人しか
居ないようにしか見えなかったからです。
少なくとも梅田さんは保証してくれている。
決して私たちを裏切らない。
それはこうやって梅田さんの証としてのブログに
威風堂々と言明された事からも、
疑問の余地のない、明らかなことですから。
素朴な疑問として、ここで感銘を受けたとかいう人は、世に溢れる格言を知らずに過ごしてきたのでしょうか?謎だ。
これは、「ある対象の悪いところを探す能力」から発せられた考えのように感じますが、違うのでしょうか?
日本人は矛盾と妥協に弱いだけだと思います。
生活が成り立つなら好きなだけ矛盾して好きなだけ妥協して、好きな事をしていくのが良いと思います。
成功するのが目標ではない生き方ももちろん許容されるべきです。
忘れかけていたもののいくつかを、危ういところで取り戻した感じです。
簡単に自己啓発セミナーに洗脳されるね。
良い文章だと思いましたね。僕もあら探し系だけの人ってあまり良いとは思ってないし、(鋭いものは除いて)どうでもいいという態度です。^^;
意見を言うなら示唆的な事を心がけるだけですから、僕は決して成功者ではないけど(挫折中なので這い上がる努力中なの。)僕がどうこう言うより、梅田さんの様な立場の方がこのような事を書かれている事は大変うれしいですね。
僕は更にもう一つ日本の中にある風潮で気になってる事がある。それは、「ありがとう」という感謝の気持ち(ありがとうじゃなくてもいいけど。)を表さない傾向にある事ですね。
とかく、誉める事と敬意を表す事は非常に大切なんだと思っていますよ。あとは、クリーンな態度を忘れない事もね。
梅田さんとは直に接した事はありませんが、このような考え方を持っておられる方が上司とかにいれば、たとえ厳しい方であったとしてもついてきてくれるだろうと思いますね。恐らく、人望を獲得していると思いますから。
会社やめました。
文章を読んでくうちに、辞めてよかったって思いました。
これからです。
ありがとうございます。