産経前ソウル支局長、出国禁止措置を解除され帰国

　１４日、韓国政府に出国禁止措置を解除された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が帰国しました。

　「ほっとしているところです。それが正直な気持ちです。これから何か月か、もっと長くなるかもしれないが、裁判で戦わなければいけない。改めて、頑張らなければいけないという気持ちが少ししているところです。告発の状況が不可解な点もあると感じている。ちょっとまだ整理がついていない状況。日本に住んでいる少なくない方々が私の身を案じてくれていたと（聞いていて）、心配してくださったことに対して率直に感謝を申し上げたい」（産経新聞・加藤達也前ソウル支局長）

　産経新聞の加藤達也前ソウル支局長は韓国を出国し、羽田空港に到着しました。加藤前支局長は韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領の名誉を毀損した罪で起訴され、韓国政府の出国禁止措置によりおよそ８か月にわたって帰国できない状況が続いていました。

　出国禁止の措置を解除した理由について、韓国の検察は「今後の裁判への出席を約束していることや、母親が病気であることなどに配慮した」と発表しています。（14日20:45）