自ら薬物治療する蝶オオカバマダラについてのTEDスピーチ
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ジャープ・デ=ローデ: 自ら治療する蝶 | Talk Video | TED.com
TEDで観たこのスピーチが面白かった。
人間が薬やワクチンを使って病気を治療するのと同様に、自身の感染症を薬効性のある植物を使って治療することが出来る生物がいる。ゾウ、ヤマアラシ、ヒツジ、ヤギなどがそうで、非常に小さい脳を持つ昆虫の中にも存在しているという。その中のひとつオオカバマダラを使った実験を紹介したスピーチで、オオカバマダラは”Ophryocystis elektroscirrha”という現生生物に規制されて数百万の胞子を植えつけられて弱められ死に至る。オオカバマダラの幼虫はトウワタしか食べないが、この寄生虫に効果がある薬効成分があるトウワタとそうでないトウワタの二種類を使った実験で、オオカバマダラの成虫の68%が薬効成分のあるトウワタの方を選択して卵を植え付けることがわかったのだそうだ。このような人間以外の生物が行う薬物療法のメカニズムが解明されていくと人間の医療にもなんらか効果があるかもしれない、という趣旨でした。
スピーチの中で紹介されているゾウの胃もたれを治す方法とかヤマアラシの出血をともなう下痢を治す方法にも興味がわきます。人間以外の生物が行う医療行為にはどのようなものがあるのでしょうね。
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