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中国李首相 過去の談話踏襲求める4月14日 21時38分
中国の李克強首相は北京を訪問している河野洋平元衆議院議長と会談し、「河野談話と村山談話は、日本政府が歴史問題を正しく認識する基本的な原則精神だ」と述べ、安倍総理大臣が戦後70年のことし発表する「総理大臣談話」を念頭に、過去の談話の内容を踏襲するよう求める中国の立場を強調しました。
李克強首相は14日午後、北京の人民大会堂で、友好団体の訪問団を率いる河野元衆議院議長と会談しました。
この中で、李首相は「この数年間、中日関係は困難な状況に直面してきたが、互いに改善する意思を持っている」と述べました。そのうえで、「河野談話と村山談話は、日本政府が歴史問題を正しく認識する基本的な原則精神だ」と述べ、安倍総理大臣が戦後70年のことし発表する「総理大臣談話」を念頭に、過去の談話の内容を踏襲するよう求める中国の立場を強調しました。
一方、中国が設立を提唱しているAIIB=アジアインフラ投資銀行について李首相は、「既存の国際金融のシステムにも欠陥はあると思う。これを改革し、完全なものにしていくことも重要だ」と述べ、設立の意義を強調しました。そして、「創設メンバー国は銀行のルール作りに対し発言する権利があるが、あとから参加した国も発言権が得られないということではない」と述べ、日本の参加も歓迎する姿勢を示しました。
この中で、李首相は「この数年間、中日関係は困難な状況に直面してきたが、互いに改善する意思を持っている」と述べました。そのうえで、「河野談話と村山談話は、日本政府が歴史問題を正しく認識する基本的な原則精神だ」と述べ、安倍総理大臣が戦後70年のことし発表する「総理大臣談話」を念頭に、過去の談話の内容を踏襲するよう求める中国の立場を強調しました。
一方、中国が設立を提唱しているAIIB=アジアインフラ投資銀行について李首相は、「既存の国際金融のシステムにも欠陥はあると思う。これを改革し、完全なものにしていくことも重要だ」と述べ、設立の意義を強調しました。そして、「創設メンバー国は銀行のルール作りに対し発言する権利があるが、あとから参加した国も発言権が得られないということではない」と述べ、日本の参加も歓迎する姿勢を示しました。