ドットジェイピースタッフが全国のジャパンプロデューサーにインタビューしました。
ひとことで言えば目立つからです。(笑)政治家でこういうカッコの人って日本でぼくだけですから。目立つってことはマークされるわけだから、同じことをしてもいいことはもっとよく言われるし、悪いことはもっと悪く言われる。
だって、こんなかっこしてて、政策がないとか、仕事してないとかって、許されないでしょ?(笑)そのテンションがきもちいいね。政治は客商売だから、自分的な評価だけでは意味がないんです。テレビに出たり新聞に取り上げられたりしたら、それを見た西宮のお客さんたちは、「西宮の政治家も元気だな」って喜んでくれるじゃないですか。お客さん(市民)に、なんだか政治もおもしろそうだって思ってもらって、議会にきてもらう。そしてぼくのライブを見てもらって、西宮の政治に対して希望をもってもらいたいんです。政治は客商売やから、ひとりでも多くのお客さん(市民)に対してこの市はええなぁとか、政治はおもしろそうやなと思わせなあかんのです。
インターン生がいたら仕事にドライブかかるからですよ。議員インターンにわざわざ来たいっていう子の前でショボいことできへんでしょ(笑)?いつもよりがんばっちゃうぞ、みたいな。/p>
学生の真ん中ぐらいまでは真剣にミュージシャンを目指してました。でも、震災で家が焼けて考えが変わったんです。だって家焼けたって平気なんだもん。だったら、お金のために生きてるんじゃないんだって気がついたんよね。お金がもうかるから仕事をするより何か残るものをつくりたかったんです。金なんかより、自分がいなきゃだめっていう何かが欲しかった。ロック界にどうしても今村がいなきゃだめとは思えなかったんです(笑)逆にこの業界(政治)は、ぼくがいなきゃだめだと思った。っていうより、この業界なら勝てると思った(笑)1年目からスタメンで試合に出れて、首位打者を狙えるってね。
自分のことは自分で見えないからね。まわりのお客さんや、チームメートの反応で判断するんだろうと思います。チームで自分が機能したときに、どうして機能できたのかというのを考えたらわかるんじゃないでしょうか。どうして必要とされたんだろう、どうしてチームからそのポジションを任されたんだろう、どうしてそのポジションでいいプレーができたんだろう。そんなことを考えるといいと思う。
あとは、自分がどういうことをやったときに気持ちがいいのかとかいうのを考えていくべきやね。お金があると嬉しい人もいるし、女にモテると嬉しい人もいるし、一番になると嬉しい人もいるし、他に誰もしないことをすると嬉しい人もいるからね。他に迷惑かけない範囲で、そういう自分の欲望に正直なのはいいことだと思うよ(笑)それが自分のスタイルなんだと思います。
仕事が好きで仕事に一所懸命な人かな。Japan Producerってのは有名人とかかっこいい仕事ができるやつだけがそれじゃない。人と仕事をするときにおみやげをもってこれる人。チームに貢献できる人だね。自分は何が得意かっていうのをわかってて仕事ができる人やね。政治家からアルバイトに至るまで、すべての業界や職種にそういう人っているはずです。
自リクルートのときに大好きだったボスがいってたよ、「楽しく・厳しく・根気よく」ってね。楽しいのがいちばん。そして、それを厳しく根気よくできる人ですね。
「ジャパンプロデュース」って言いだしたころは「日本を変える、社会を変える」って考えてたけど、最近はそんなの問題じゃないって思えてきたんです。それぞれが自分の役割や意味を理解してきっちりとやるのが理想ですね。でも、みんながみんなそんなことできるなんて理想に過ぎないよ。だけど、そんなこと考えても仕方ないしね。自分にはどうしようもないことで悩むって何よりのストレスだからね(笑)。そんなことで悩むくらいなら、自分の仕事をきっちりやるべきなのかもしれないね。
頑張らないやつのことなんか言うてても仕方なくて、自分のやるべきことを「楽しく・厳しく・根気よく」やることだね。それ自体がジャパンプロデュースですよ。
それよりも、頑張ってない奴が頑張ってる奴の足をひっぱってるのがいちばん不愉快。それは変えていかなくちゃね。