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聖マリ病院 文部科学省に報告
川崎市にある聖マリアンナ医科大学病院で、少なくとも9人の医師が、重い精神障害がある患者の強制的な入院が必要かどうかなどを判定する専門の医師の指定を不正に取得していた疑いがある問題で、病院は14日、大学病院を指導する文部科学省に一連の経緯について報告しました。
病院などによりますと、川崎市の聖マリアンナ医科大学病院では、少なくとも9人の医師が、重い精神障害がある患者に対して強制的な入院や、行動の制限が必要かどうかなどを判定する「精神保健指定医」という専門の資格の指定を不正に取得していた疑いがあるということです。
14日は病院の担当者2人が大学病院を指導する文部科学省を訪れ、一連の経緯について報告しました。
「精神保健指定医」の指定を受けるには、法律で定められた一定の実務経験や患者を診察したレポートを提出し国の審査を受ける必要がありますが、病院によりますと、9人の医師は、申請の際、自分が診察していない患者のレポートを提出したり、他の医師が診察した患者の症例をコピーしたりしていたと見られるということです。
また、9人の他にも2人の指定医と、資格を取得しようとした3人の医師、それに上司に当たる指導医も厚生労働省から聞き取り調査を受けているということです。
厚生労働省は15日、専門家による審議会を開いて指導医の監督責任も含め、指定医の取り消しなどの処分を検討することにしています。
聖マリアンナ医科大学の内海正昭総務部長は、「患者の方を始め世間を騒がせ申し訳なく思っている。
大学の調査委員会で進めている調査がまとまり次第公表するなどしかるべき対応をとっていきたい」と話しました。
04月14日 18時04分