レスリングなど３競技「幕張に」　東京五輪で組織委

　２０２０年東京五輪の会場見直しで、組織委員会の森喜朗会長は１４日、森田健作千葉県知事と会談し、東京ビッグサイト（江東区）で実施予定だったレスリングなどの３競技について、千葉市の幕張メッセに変更したい意向を表明した。森田知事は「全力でやらせて頂きます」と応じた。

　招致計画ではビッグサイトでレスリング、フェンシング、テコンドーを行う予定だったが、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）から、競技を実施すると同会場を拠点とする国際放送センターのスペースを十分に確保出来ないとの指摘を受け、他会場を探していた。

　組織委は６月にあるＩＯＣ理事会に競技会場の全体像を示す方針で、それまでに３競技の国内、国際競技団体と幕張メッセでの開催の可否を最終確認する。日本レスリング協会の幹部はこの日、「国際団体の了解は必要だが、幕張でやることになるだろう」と語った。