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高浜原発再稼働認めず 福井地裁決定、審査合格も年内稼働困難に

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高浜原発再稼働認めず 福井地裁決定、審査合格も年内稼働困難に

関西電力高浜原発の(手前から)3号機、4号機=福井県高浜町(本社ヘリから)

 樋口裁判長は昨年5月にも大飯3、4号機の再稼働の差し止めを命じる判決を言い渡し、関電側が控訴している。今月1日付で名古屋家裁に異動したが、職務代行が認められ、今回の決定を出した。

【用語解説】高浜原発3、4号機

 関西電力が福井県高浜町に設置する原発。昭和60年に運転を開始した。いずれも加圧水型原子炉を使用し、出力は約87万キロワット。東京電力福島第1原発事故を受け、3号機は平成24年2月、4号機は23年7月に定期検査に入った。関電は再稼働を目指し、25年7月に新規制基準に基づく安全審査を申請。原子力規制委員会は今年2月、九州電力川内原発(鹿児島県)に続き、合格証にあたる「審査書」を正式決定した。関電は11月の再稼働を想定している。

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