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 糖尿病の症状が悪くなると、深い眠りができなくなるなど睡眠の質も悪くなりやすいことが分かったと、大阪市立大の研究グループが発表した。糖尿病に伴う高血圧などの病気を防ぐには、血糖値をコントロールするだけでなく、睡眠を改善することも重要だという。

 十分に眠れていない睡眠障害の患者は、糖尿病になりやすいことなどが知られていたが、睡眠障害と糖尿病のつながりは詳しく分かっていなかった。

 研究グループは、約50人の2型糖尿病の入院患者を対象に、脳波計を使って睡眠の質を精密に分析。その結果、糖尿病の悪化を示す数値が悪くなるほど、脳を休める睡眠が十分にとれていない傾向が確認された。