再会
俺が七番テーブルにマルゲリータを運ぶとそこには懐かしい顔があった。「お待たせしました。マルゲリータをお持ちしました。って、お前は高津か?高校の時以来だな。」
七番テーブルの客は俺の高校時代の悪友 高津がいた。
「水原久しぶりだな。けっ、なんだお前のユニフォーム似合わないな。お前に似合うのは 前田だな。あいつとはドコまでいった?」
何の事だ?と聞くと高津は呆れた顔で
「何を言う。男女の一線は越えたのか?だよ。相変わらずお前は昔からこの種の事には鈍感だな。」
彼も生粋の変態である。何で俺の周りには変態が引き寄せられてくるのだ?まともなのは、奈緒美ちゃんだけしかいないからな。おっと、いかん、業務に戻らないと 店長の説教?を受ける羽目になる。俺は、高津に一言言って業務に戻った。
店長が、
「なぁ、さっきから見てたんだが、お前と話していた奴は誰だ?もしやお前は、私みたいな美人を差し置いて男に興味が有るのか?別に、否定はしないが、私にも興味を抱いてくれたらなとは思うよ。」
俺は否定する
「彼は俺の友人ですよ。ただそれだけですって。変な想像はしないでください。」
何でこんなにも疲れるのだろう。相手が一人なら問題ない。しかし、この店“ピザ・ボルゲーノ”には変態が、店長や雪江や時々店でも食べる 前田の三人を相手にしないと行けないのだ。
ピロリ~ン
店のチャイムが鳴った。
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