ウクレレプレー(演奏方法)
ウクレレ(ukulele)は、今まではコード演奏用の楽器として利用されてきました。
コードやストロークの刻み方によって、多様な変化をつけることが出来ます。
最近になって、ウクレレソロという演奏方法が確立され、ソロ楽器としても認識されるようになってきました。
とっつき安いウクレレですが、意外と「奥が深い」面白さがここにあります。
ウクレレソロ ストロークプレー アップダウンストローク リズム 連譜 ロールストローク
10フィンガーストローク(動画あり) カッティングストローク ダブルストローク パーカッションストローク
ストロークコピー 親指奏法 アルペジオ トレモロ(動画あり) ハーモニックス リードプレー
タコの手 コピー
「SHU-SANのウクレレワークショップ」に戻る
この項にはいくつかのサンプル音(MP3)を載せています。
ウインドウメディアプレーヤーで聞いてください。
ダウンロードはこちらからどうぞ。
ウクレレソロ
ハワイに「ウクレレの神様」と呼ばれる人がいます。
その人の名前はハーブオータさん、(HERB OHTA)、最近では、オータサン(OHTA-SAN)と呼ばれています。
日系2世で日本語もお話になられます。
毎日、6時間の練習を10年間もやって、オータサンスタイルというウクレレソロの演奏方法である「親指奏法」を
編み出した人です。
私は、彼のウクレレソロ演奏を聞いて衝撃を受けました。
伴奏楽器と思っていたウクレレで、ここまで音楽を演奏できるのか。
ウクレレひとつで、このようにソロ演奏が出来たらそれは楽しいだろうな、と思ったのです。
ハワイアンバンプサンプル♪(46KB)
ウクレレには曲によって様々な演奏方法があるのでしょうが、ここでは基本となるウクレレ演奏に不可欠な
テクニック(演奏方法)を紹介します。
大きく分けるとふたつあります。
最も一般的なもの、リズムとコードを刻む「ストロークプレー」、もうひとつは「ウクレレソロ」、つまり
ストロークプレーとメロディを織り交ぜて演奏する方法です。
まずは、基本ともいえるストロークプレーから紹介しましょう。
ストロークプレー
ストロークプレートは和音をストロークのリズムを弾いて音を作る方法です。
ウクレレは、このストロークプレーと一緒に歌を歌うというのが最も一般的な演奏方法でしょう。
また、バンドを組んだ場合、ウクレレでストローク(リズム)を担当して、演奏曲を演出します。
ギターとは異なった、ウクレレ独特のサウンドが生きてきます。
このウクレレサウンドがたまらないと言う人が多くいらっしゃいます。
ストロークを刻む右手(サウスポーはこの逆、以下同じ)は一般的には、人差指か、または親指を使います。
どの指を使わなければならない、というルールはありません。
私は、ストロークでは主に人差し指を使っています。
自分が主に使う指をどれにするかは、決めておいた方がいいでしょう。
そして、この指の爪は少し伸ばしておきます。
他には、フェルトのウクレレ用ピックを使うという方法もありますが、私は経験がありません。
ストロークプレーでハイレベルになると、コードだけでメロディを演奏することが出来るようになります。
オータサンも、教本ビデオのなかでサンプルとして紹介しています。
もう、ジャズギターの世界です。まっこと素晴らしいの一言です。
勿論、このコードのなかからメロディを拾うことも出来ます。
そうすると、後で説明しているウクレレソロの世界になります。
ストロークプレーはウクレレの基本奏法といえると思います。
ウクレレソロを目指すのに、ストロークプレーを外すことはできません。
ストロークは、それこそ各人各様で様々なタイプがあります。
自分流に作っても一切問題はありません。
これこそがウクレレの魅力といえます。
ウクレレは、「あなたにとても優しい」のです。
ストロークプレーのサンプルとしてCRAZY-Gを紹介します。
私はLOW-Gがメインチューニングなのですが、サンプルはレギュラーチューニングで弾いています。
これは、単純にダウンストロークだけで演奏してみました。最もシンプルなものです。
ストロークプレーサンプル1♪(CRAZY-G)(317KB)
アップダウンストロークで演奏してみました。これがバリエーションの素となります。
ストロークプレーサンプル2♪(CRAZY-G)(281KB)
アップダウンストロークにリズムの変化をつけてみました。バリエーションのひとつです。
ストロークプレーサンプル3♪(CRAZY-G)(281KB)
アップダウンストローク
ストロークプレーの基本ともいえるもので、よく使われることばです。
左手でコードを押さえ、右手でリズムを刻みます。
このリズムは親指であれ、人差し指であれストロークはアップストローク(下から上に上げる)ストロークと、ダウンストローク(上から下に向かって下げる)ストロークがあります。
とどのつまり、ストロークはこの「アップストローク」と「ダウンストローク」で構成されます。
サンプルでは、最初がダウンストローク、次はアップストローク、3つ目はダウンアップストロークを演じています。
また、エンディングでは、ダウンアップストロークの3連譜を演奏してしています。
アップダウンストロークサンプル♪(154KB)
リズム
ウクレレ演奏の要であるストローク、曲のリズムにあわせてワルツ、タンゴ、ビギン、ルンバ、フォービート等様々なパターンを奏でます。
他の人とアンサンブルを組む時などには、リズムを決めて演奏することになりますので、基本事項として、それぞれのリズムのパターンは知っておいてください。
サンプルでは、最初がワルツ、次がタンゴ、そしてビギン、ルンバ、フォービート(ツービート)の順で演奏しています。
リズムサンプル♪(234KB)
連譜
ウクレレのストロークは、これに連譜を差し込むと演出百倍となります。
まさにこれがウクレレの価値といえます。
これには色々なスタイルがあります。代表的な例を紹介します。
例えばC、G、D7,Gへとコードが進行するとします。
連譜ではGを3拍まで持っていって、残りの1拍分をD♭7にして次のD7につなげます。
さらに、この1拍のD♭7をトトトと1拍分の3連譜を、アップとダウンの交互のストロークで入れて、次のD7のトン、トン、トン、トンとつなげます。
このトトトが連譜です。
サンプルでは連譜を紹介しています。またエンディングの所でコードをスライドさせた連譜を演奏しています。
連譜サンプル1♪(55KB)
もうひとつサンプルを紹介しましょう。
前半のコードはC(5433)、D7(5655)、G7(4535)、C(5433)の順番で、これに最後にB♭(3211)、B(4322)、C(5433)とスライドしています。
後半では、コードは同じですが、Cの次の3連譜の所をハイコードのB♭(7565)、B(8676)、C(9787)で弾いています。ストロークはアップ、ダウン、アップとなります。これはよくエンディングで使われます。
連譜サンプル2♪(82KB)
サイドギターの人がリズムを刻んで、全く同じようにウクレレでリズムを刻んでも、面白くありません。
ここで、このような連譜を刻んで、はじめてウクレレに存在感が出てきます。
詳細は不明ですがウクレレとは元来「蚤が跳ねる」という意味もあるとか。
ここあたりが関係しているのかも知れません。
連譜にはまだほかにも様々なタイプのものがあります。
ウクレレの曲を良く聞いてください。気に入ったパタ-ンがあったらすぐコピーです。
ロールストローク
これは、薬指、中指、人差指、親指を順番にジャラーンとはじいたストロークをいいます。
フラメンコギターで良く使われるテクニックだと思います。
ロールストロークは、曲のリズムに変化やアクセントを持たせるために使います。
ストロークに慣れてくると、自然に出るようになります。
ロールストロークサンプル♪(46KB)
またこの亜流として、逆に薬指から人差指の順にアップで、逆にジャラランと鳴らす方法もあります。
10フィンガーストローク
これは、右手の5本の指をフルに使ったストロークです。
前項のロールストロークは小指、薬指、中指、人差指をダウンでジャラーンと弾きます。
これに対して、10フィンガーはメインは小指、薬指、人差指、親指の間隔をやや開けて、アップに
ジャララララーンと弾いてきます。
コツはそれぞれの指を硬くしないことと、一本一本の指でしっかり弦を弾くことです。
ちょっと言葉で説明するのは難しいようです。
サンプルを聞いてください。
リズムはフラメンコ等でよく使われるフレーズ、コードはA(2100)、そしてB♭△7(3210)で弾いています。
10フィンガーストロークサンプル♪(54KB)
音だけでは理解出来ないという方のために、恥ずかしながら、画像を用意致しました。
ちょっと重いです。
10フィンガーストローク動画(MPEG)(1342KB)
このテクニックは、エンディングでも使うことができます。
サンプルは、Amのエンディングの例です。
10フィンガーエンディングサンプル♪(43KB)
カッティングストローク
これは、右手でストロークしながら弦を親指の付け根(母指球)で押さえ、スネアのワイヤブラシを使った「ジャッ」というような音を出す方法です。
ストロークの中にこれを取り入れると変化をつけることができます。
サンプルでは、各ストロークの2拍目と4拍目をカッティングストロークで演奏しています。
カッティングストロークサンプル♪(73KB)
ダブルストローク
これは、私が独断でつけた名前で正しいかどうか不明です。
親指と人差し指を間隔を置いて、上下にストロークしてダブルにストロークする方法です。
普通のストロークでは、1小節をダウンストローク4回(トン、トン、トン、トン)。
これを、ダウンアップにして、同じ1小節をダウンとアップでストロークすると(トト、トト、トト、トト)で8回。
このダブルストロークでは、同じ1小節をダウン(人差指と親指)、アップ(親指と人差指)でトトトト、トトトト、トトトト、トトトトと16回、ストロークを弾くことになります。
これを聞くと、それこそ「コロコロコロコロ」、WOWの世界になります。
ダブルストロークサンプル♪(64KB)
これを、曲やリズムによって使い分けると面白い演出が可能となります。
パーカッションストローク
これは、私が独断で命名したものです。
コードをストロークで弾きながら、なおかつ人差指等でウクレレのボディをたたき、パーカッション(リズムを刻む)を混ぜるストローク方法です。
私が尊敬するハワイのハーブオータサンによるこの奏法はまさに神業です。
これを初めて聞いた時は、びっくり仰天しました。
例えば
・人差指の爪でボディをたたく。
・中指の第二関節を「く」の字にまげてボディをたたく。
・人差指の爪をフレットにあててこすりギロのような音を出す。
・ボディのサイドを親指の爪の表面でたたく。
・ストロークを弾きながらコンガをたたく。
・前説のロールストロークの指使いでボディをたたく。
正直の所、これらをやると、ウクレレが傷つくことがあります。
もし、大切な孫の代まで伝えたいウクレレでしたら、どうぞ止めてください。
その昔、プロの有名なウクレリアン、山口銀次さんはウクレレを汗びっしょりで演奏し、ストロークで指があたる所に穴が開き、これを補修して塞いだ後にも、また穴が開いたとのこと。
ある意味で、ウクレレは道具であり、使われてはじめて生きます。
たしかに、お宝としての、コレクションとしてのウクレレと、演奏のウクレレは異なります。
ここでは、「弾く楽しさ」を紹介しています。
傷がついた、どうしてくれるんだというクレームには対応できません。
ご了承ください。
ここでは、 サンプルとして3つのスタイルを紹介しましょう。
最初の演奏は「中指メソッド」(私が付けた仮の名前)で、要領は以下の通りです。
3つのタイプとも前提として1小節を8拍に別けます。
1、親指のダウンストローク
2、人差指の爪でボディをたたく
3、中指の第一関節をくの字に曲げ、その角でボディをたたく
4、親指のダウンストローク
5、人差指の爪でたたく
6、中指の関節でたたく
7、親指のダウンストローク
8、人差指でアップストローク
これを8拍で順番にやります。
中指でたたく時、コンッという鼓に似たハイキー、抜けた音がアクセントとなります。
人差指の爪はある程度長くないと音がでません。
中指メソッドサンプル♪(73KB)
次が「ギロメソッド」(これも私が付けた仮の名前)です。
1、親指のダウンストローク
2、人差指の爪でフレットを弦巻側からサウンドホールの方にこする
3、これが2拍分続きます。
4、親指のダウンストローク
5、人差指の爪でたたく
6、中指の関節でたたく
7、親指のダウンストローク
8、人差指のアップストローク
2、3番以外は最初の中指メソッドに同じ動作となります。
爪でフレットを引っ掻く音がポイントとなります。
オータサンは爪が磨り減るのであまりやるなといっていますが?。
ギロメソッドサンプル♪(73KB)
最後の三つ目が「親指メソッド」、これも私がつけた仮名です。
上記の二つとはちょっとだけ違います。
1、親指でダウンストローク
2、親指の爪の表面でボディの側面角をたたく(アップストローク)
3、中指の関節でたたく
4、親指のダウンストローク
5、親指の爪の表面でボディの側面角をたたく(アップストローク)
6、中指の関節でたたく
7、親指のダウンストローク
8、親指の爪の表面でボディの側面角をたたく(アップストローク)
親指の爪で側面をたたくコンという音が命となります。
親指メソッドサンプル♪(73KB)
以上3つとも、これは音感というより、運動神経が要になるかも知れません。
自転車に乗るのと同じで慣れれば問題ありません。
ストロークコピー
ストロークにはそれこそありとあらゆるパターンがあります。
その全てをここで紹介することは不可能です。
世界的なウクレレ インストラクターのロイ サクマさんは「音楽を聴いていて気に入ったリズムがあったらそのパターンを是非覚えてください、頭の中で描ければ、みなストロークで表現できます。」と言われています。
気にいったリズムを聞いたら、ストロークで表現できるようにトライしてみてください。
親指奏法
主に、ウクレレソロの演奏で使われる奏法です。
これを説明するのは大変難しいことです。
私の場合、右手は主に親指を使っていて、ハーブオオタさん(OHTA−SAN)の奏法に同じです。
この弾き方のポイントは、なんといっても親指一本で上下に弦をはじき、音が出るように指を訓練しなければならないことです。
私の経験から言うと、親指でダウンすることに苦労はありません。
誰にでも出来ます。
問題はアップすること、これがなんとも正直難しいようです。
とりあえず、これが出来るようになるのに「3日」かかりました。
これは音感というより、運動神経の問題のようです。
トライした初日はうまくいきません、でも2日目のトライをすると、3日目にはなんとかいけるようになるのです。
それも「ひょっと」できるようになります。この「ひょっと」が大切。
これは本当に不思議なものです。
親指奏法は、ある程度指の爪が長い方が、弾きやすいようです。
親指奏法は、親指の爪の左側を主に使います。ですから、爪は左側を少し伸ばします。
オータサンは、かなり爪を伸ばして、弦は爪だけで弾いているようです。
私の場合は、ダウンの場合は爪と肉の両方で、アップの場合は爪だけで、弦を弾いています。
親指奏法やストロークプレーでの一番のポイント、これは「力が抜けていること」。
親指がスムースに動かないのは「指が教育を受けていないから、教育を受ければ柔らかくなる」とオータサンは言われています。
つまり練習なのです。
オータサンの親指は、演奏する時、まるで指先にゴムがついたように柔らかく見えます。
これは、見た目にも価値があります。私も早くこうなりたいと願っています。
ウクレレを演奏することは、演奏しながら見せること、ライブはCDではないのです。
スマイルと汗が見る人を魅了します。
鏡をみながら練習するのも、ひとつの手かも知れません。
親指一本でメロディ、ストローク、トレモロと、何でも自在に演奏が出来たら、これが私の夢です。
サンプルは「親指一本だけ」で弾いています。
親指奏法サンプル♪(116KB)
アルペジオ
上記の親指奏法といっても、完全に親指一本だけで弾いているわけではありません。
補助的には、人差指や中指も使うことがあります。
アルペジオは、基本的には、クラシックギターのテクニックといえます。
親指だけでなく、補助的に人差指あるいは中指も一緒に使ってフォークギターのようにアルペジオで弾きます。
基本的には第4弦(親指)、2弦(人差指)、3弦(親指)、1弦(人差指)の順に親指と人差指を使って交互に弦を爪弾きます。
アルペジオサンプル1♪(56KB)
もうひとつ、オータサンが使われるアルペジオのスタイルを紹介します。
これは親指のダウンで4、3、2弦を弾き、人差指のアップで1、2、3、弦を弾きます。
アルペジオサンプル2♪(63KB)
アルペジオにはその他様々なスタイルがあります。
トレモロ
これは、マンドリンの要領で弦をアップ、ダウン双方ではじく奏法。
ハワイでは、親指でトレモロを弾く人が多いと聞いたことがありますが、人差指を使って弾く方が、スムースな印象があります。
特にオータサンは、このトレモロをとても綺麗に演奏し、それは見事です。
弦が第1弦、2弦、3弦に変わっても音色に変化が無い程スムースなのです。
トレモロは、爪をある程度伸ばしておかないと演奏出来ません。
トレモロを、上手に弾くための爪は、どうしたらいいのでしょう。
爪は、人差指の爪の右側を少し伸ばしておきます。
人差指を、弦に対して時計方向に少しねじるようにして、爪の右側の裏表を使うような感じで弦を弾きます。
初めてトレモロに挑戦する時には、ついつい、爪の中央を伸ばして、そこで爪を左右に振って弦を弾こうとしますが、これでは綺麗な音がでません。
爪の裏表を使うと、ピックと同様に弦を弾くこととなり、甘い音を引き出すことが出来ます。
トレモロには弦一本のみを弾く一本弾きから、2本を弾く2本引き、3本を弾く3本弾きなどがあります。
まずは単音でしっかり弾けるように学習してください。
サンプルの前半は弦一本弾き、後半はそれぞれ1本弾き、2本弾き、3本弾き、4本弾きをどれも「人差指1本だけ」で弾いています。
トレモロサンプル1♪(159KB)
もうひとつ、ちょっと複雑ですが代表的なトレモロの例を紹介しましょう。
但し、これは、アルペジオであるともいえます。
名前がわからないので、ここでは「ジャニーギタースタイルのトレモロ」とします。
@、チューニングはLOW G
A、Cコードを5433(第4弦から第1弦に向かって、それぞれの
数値のフレット)のポジションを押さえます。
B、以下のように弾きます。
・第4弦(C)を親指でトンと弾きます。
・第1弦(C)をトトトと薬指、中指、人差指の順に弾きます。
・要領はトントトト、トントトト、トントトトという具合です。
この時のトンは第4弦のC、トトトは第1弦のCになります。
以上の第4弦Cトトトに続いて、第3弦Eトトト、第2弦Gトトトと
弾きます。
この時のトトトは全て第1弦のCとなります。
C、これを少し早く弾いて、第4弦のCと第1弦のCのトトトとの間が
つながり、トトトトとなった時、あら不思議、しっかりとした
トレモロになります。
経験上、この薬指、中指、人差指の動きと、親指とをあわせるには少し時間が必要かも知れません。
でも、絶対に挫折せずに挑戦してください。
自身で弾いていて、薬指、中指、親指をそれぞれ意識して動かしてはいません。
親指をはじくと同時に、この3本指が自然に動く感じになっています。
これが出来ればしめたもの、「トレモロ仲間」となれます。
不思議なもので、小生の場合、これが3日目に「ひょっと」とできるようになりました。
まさに、自転車を覚えた時と同じ感覚です。勿論ぎこちないものです。
あとは「練習」あるのみです。
サンプルでは最初は5433のC、続いて4232のG、2223のD7、4232のGとコードを変えています。
右手の指使いは全く同じです。
トレモロサンプル2♪(75KB)
同じトレモロで、Dm(7555)、C(5433)、B♭(3211)、A(2100)と弾くと、いろいろな短調(マイナー)の曲で使われるフレーズになります。
トレモロサンプル3♪(150KB)
トレモロサンプル動画(MPEG)(1342KB)
また、以上のテクニックの他に、もっとシンプルな方法もあります。
コードは上記と同じ5433のCで説明しましょう。
ここでも名前を仮に「レージースタイルのトレモロ」(レージーとは手抜きという意味です)とします。
@、第4弦のCと第1弦のC
A、第3弦のEと第1弦のC
B、第2弦のGと第1弦のC
C、以上を繰り返す。
第4、3、2の弦は親指、第1弦が人差指で弾きます
これも、オータサンがよく曲の中で弾かれているテクニックです。
「僕はレージーだから」と、とぼけていますが、何をおっしゃいますやら。
シンプルでとても綺麗なサウンドです。これが流れるように弾かれると、もう、たまりません。
サンプルでは上記に同じくC、G、D7、Gのコードを弾き、エンディングでは777(10)のGのハイコードで弾いています。
トレモロサンプル4♪(90KB)
最後にもうひとつ紹介致します。
この名前を「アルハンブラスタイルのトレモロ」とします。
ギターを弾かれる方なら誰でも憧れた曲が「アルハンブラの思い出」という曲です。
メロディの美しさもさることながら、このトレモロ奏法が生み出す旋律がたまらない魅力です。
これをウクレレではどのように弾いたらいいか、挑戦してみましたので紹介致します。
前項で紹介した「ジャニーギタースタイルのトレモロ」が基本となります。
コードをDm、C、B♭、Aにして紹介します。
@4弦1回(親指)、1弦(薬指、中指、人差指で各1回づつ)
A3弦1回(親指)、1弦(薬指、中指、人差指で各1回づつ)
B2弦1回(親指)、1弦(薬指、中指、人差指で各1回づつ)
C3弦1回(親指)、1弦(薬指、中指、人差指で各1回づつ)
D2弦1回(親指)、1弦(薬指、中指、人差指で各1回づつ)
E3弦1回(親指)、1弦(薬指、中指、人差指で各1回づつ)
サンプル音を聞いてください。
アルハンブラスタイルトレモロ1サンプル♪(147KB)
以上はメロディが第1弦上にある時の方法です。
アルハンブラにはメロディが第2弦上にある所があります。
この時には以下の方法でトレモロを弾きます。
@4弦1回(親指)、2弦(薬指、中指、人差指で各1回づつ)
A3弦1回(親指)、2弦(薬指、中指、人差指で各1回づつ)
B3弦1回(親指)、2弦(薬指、中指、人差指で各1回づつ)
C4弦1回(親指)、2弦(薬指、中指、人差指で各1回づつ)
D3弦1回(親指)、2弦(薬指、中指、人差指で各1回づつ)
E4弦1回(親指)、2弦(薬指、中指、人差指で各1回づつ)
サンプルのコードはDm、A7、Dmとなっています。
アルハンブラスタイルトレモロ2サンプル♪(83KB)
私がトライしたアルハンブラはキーをDmとしました。
ほんのちょっとですがサンプルを紹介します。
アルハンブラの思い出サンプル♪(163KB)
これは、確かに指使いの難しい曲であると思います。
練習のヒントとしては、最初はこの項で紹介したレージースタイルでトライし、特に親指の運指を練習します。
それから、薬指、中指、人差指の3本指のトレモロを加えて練習する、という方法が良いかも知れません。
小生自身も未だ練習中でございます。
以上の、トレモロのテクニックを会得すると、大変魅力的なサウンドとなります。
私はソロをやる以上、このテクニックからは逃げられないと思いました。
これが出来なければ、ソロが弾けることにはならないと考えたのです。
そうこうしている3日目のある時、ぎこちない音でしたが、「ひょっと」出来るようになりました。
うーん、「3日目のひょっと」がここにもありました。
ハーモニックス
開放弦にして、丁度オクターブ上の12フレットの上を軽く押さえて弦を弾くと「ピーン」という透き通った音がでます。
これが俗にいうハーモニックスという奏法です。
12フレット以外でも5フレット、7フレット目でも音を出すことができます。(ちょっと難しいですが)
このハーモニックス、開放弦だけでしか出来ないかというとそうではありません。
例えば、5433のCメジャーを押さえてください、このハーモニックスはどうやって出したらいいのでしょう。
簡単です、まず、左手で5433を押さえます。
そして次に、この5433の各弦のオクターブ高いフレットを探します、つまり17、16、15、15です。
この位置に、右手の人差指を軽く当てて、中指のアップでその右側(ブリッジ寄り)をはじきます。
音が鳴りましたでしょうか、最初はやりにくいのですが、慣れるまで練習してみてください、必ず出来るようになります。
それでは7555のDmではどうしたらいいか、ます、7555を押さえて、次にオクターブ上の位置、つまり7555に
それぞれ12をプラスして、19、17、17、17を人差指で軽く押さえ、中指のアップではじけばいいわけです。
えっ、自分のウクレレにはそこまでフレットがないって、ハーイ簡単です。
バイオリンのようにフレットがないと思えばいいのです。
弦に軽く触れて、丁度オクターブの音になる所を前もって探して、目処をつけて人差指をそこにあてればいいわけです。
エンディングの最後のジャーンの変わりに使えます。
サンプルはC6(Am7)の開放、5433のCメジャー、7555のDmコードとそれぞれのハーモニックスを
2回づつ弾いています。
ハーモニックスサンプル♪(83KB)
リードプレー
単純に言えば、メロディを弾くことです。
メロディの弾き方にはいろいろな方法があるようです。
ご自身はどの奏法をメインにしていくかを決めておく必要があります。
その代表が「親指奏法」。
親指をメインに操ってメロディを拾っていきます。
親指奏法といっても、完全に親指だけで弾いているわけではなく、必要に応じて人差指を使います。また薬指を使う事もあります。
その次が「人差指奏法」。
主に人差指でメロディを拾っていきます。
中指や薬指、親指をあわせてに使うこともあります。
「フェルトピック奏法」
私自身、ギターではピックを使いましたが、ウクレレでピックを使った経験がないのでここでは紹介できませんので割愛します。
メロディによって細かな音を刻むとき、どうしてもアップ、ダウンのピッキングを行わねばなりません。
親指奏法ではダウンは問題ないと思いますがアップのピッキング、人差指奏法ではアップのピッキングは問題ありませんが、ダウンのピッキングがやりにくいようです。
これで挫折をしてはいけません。
これを制するにはどうしたらいいか、最初は音もでないと思います。私も音が出ませんでした。
このコツは「おはじき」です。
おはじきをはじく時を思い出してください。双方ともピンと弦をはじくようにします。
そして、親指、人差指ともに爪を少し長めに伸ばします。
オータサンは、親指、人差指の2本の爪はかなり伸ばしています。
日常生活で不便ではと思いますが、「アマチュアの人はこんなに伸ばす必要はない」と言われています。
私の場合は、親指のダウンは肉と爪で弦をはじき、アップは爪ではじきます。
また、人差指の場合は、アップは肉と爪ではじき、ダウンは爪のみではじいています。
そして、親指は爪の左側、人差指は爪の右側を使ってはじくようにしています。
なんとしても、アップ、ダウンのピッキングが自在に出来るように訓練してください。
これが出来るようになればしめたもの、大きな前進となります。
ソロを考えた時、できればメロディ音は、押さえたコードの中から拾うようにします。
コードの中にメロディの音がなければ、コードを押さえている以外の指で、フレットを押さえなければなりません。
従ってコードのポジションもひとつではなくて、2つ以上知っておく必要があります。
例えばCコードでも0003、5433、9787の3つは覚えましょう。
ひとつの曲のなかで、同じCコードでありながら、メロディの音を弾くために、違うポジションのCコードを押さえなければ
ならないことが多々あるからです。
メロディを弾く時、ここで特に力を発揮するのが小指です。
どうしても、人差指、中指、薬指はコードを押さえるために使うことが多くなります。
こんな時、余っている指は小指しかありません。
しかも、メロディは第1弦で取ることが多いので、なおさら小指が忙しくなります。
以上のようにして、メロディを弾きつつ、コードもリズムに合わせながら弾くのがソロの基本となります。
但し、コードは小さい音で弾きます。
コードの音が大きいと、メロディが死んでしまいます。そうすると何の曲かわからなくなってしまいます。
ここでは割愛しますが、CDや特にビデオを是非見てください。
具体例がたくさん出ています。百聞は一見にしかず、是非見てください。
その他、いろいろな演奏方法があると思います。
私も勉強中であり、今後の課題です。
何かあれば是非教えてください。
タコの手
誰が何を言おうと、ウクレレは「タコの手」が大切、つまり力を抜くことです。
ストロークは、特に力を抜かないと自由にアップダウンが出来ません。
前説、親指奏法のオータサンの親指、ゴムのように、違った生き物のように柔らかいのです。
力むと硬くなります、聞いている方にはぎこちなく聞こえます。
タコの手で弾くとソフトに聞けます。
その中で、ここはという所をメリハリつけて「びしっ」と弾くと、これがアクセントとなって生きてきます。
一曲の中でメリハリ、強弱、アクセント等をつけるとこれはもうプロの世界で、聞く人を魅了します。
さあ、タコの足、もとい、「タコの手」に挑戦してください。
コピー
ソロを目指すなら、「ウクレレソロの音楽を聞くこと」、これ以上の勉強はありません。
とにかく、いい時代に生まれました。
このような情報が巷に溢れているのです。
その昔、ハワイにハーブオータというウクレレ弾きがいるとは知っていたのですが、現在とは違って、なにせ情報が無かったのです。
今はどうとでもなります。
いろいろな曲を聴いて自分が気に入った曲、なんとなく弾けそうな(これがポイント)曲を見つけたら、是非コピーにチャレンジしてください。
私の大半の時間はこれです。
我らアマチュアは、自分の好きな曲を弾き、プロはお客様の求める曲を弾きます。
ウクレレを「弾く楽しさ」は、弾ける曲を弾くのがスタートです。
勿論、ウクレレの教本も見ます、タブ譜もみます。
でも、コピーが一番。
これが「ウクレレを弾く楽しさ」です。
譜面が読めなくても、音楽を楽しむことは出来ます。
子供達は、あるいは私自身、文法を知らなくても日本語を話しています。