米国:日本製の地下鉄、首都で走行へ…川重の車両、試乗会

毎日新聞 2015年04月14日 19時06分(最終更新 04月14日 20時02分)

米首都ワシントンの地下鉄に導入される川崎重工製の新型車両=ワシントン近郊で2015年4月13日、共同
米首都ワシントンの地下鉄に導入される川崎重工製の新型車両=ワシントン近郊で2015年4月13日、共同

 日本製の地下鉄、米首都で走行−。ワシントン首都圏交通局は13日、川崎重工業製の地下鉄新型車両の試乗会を開いた。車両は14日から首都と郊外を結ぶ路線で運行を始める。2018年末までに最大計748両の導入を予定している。

 ワシントンの地下鉄は老朽化が進み、車両故障で運行に遅れが出ることも多い。新型車両はステンレス製で耐久性が高く、状況改善に役立つと期待されている。試乗会ではデジタル式の案内表示など旧車両にはない装備に招待客の関心が集まった。

 式典であいさつした川崎重工の岩崎宏治執行役員は「安心・安全な車両への乗客の期待に応える」と抱負を述べた。(共同)

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