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ピザ 作者:昆布茶コーラ

全ての始まり

第壱話 スタート
「ハァ、何で俺がこんな役目にならなければならないんだ。」
俺は街一番人気のピザ屋“ボルゲーノ”に勤めている水原翔(みずはらしょう)なんだけどさ、何でこんな場面かと言いますと。
・まず、宅配の途中である。(これは普通だよね)・宅配先が幼なじみ
の二点なんだけど。幼なじみに少し難点があって・・・。おっ、着いてしまった。あいつの家に・・・。
普通に俺はチャイムを押した。ピーンポーン
「ど~も。ピザ ボルゲーノでーす。注文の品をお届けに参りました。」
ガチャ
ついに アイツが来る。
「翔ちゃん。遅いよ。私、泣いちゃうよ?」
コイツは幼なじみの前田桜(まえださくら)。対応に困るので適当に無視すると
「ねぇ翔ちゃん ピザを私に届けるだけなの?私は、翔ちゃんが届けたピザを食べる。翔ちゃんはピザを食べてる私を食べる。あぁん。翔ちゃんはエッチ。」
こんな感じに困ったちゃんなんだよ。俺の知り合いは是非欲しいと言っていた。だったら俺と代わって欲しい。前田は自分自身でピンクなワールドを作り上げる癖がある。本人は自覚していて俺限定でわざとやっているらしい。
「ピザ代を払え。桜。」そしたら
「私の体で払うのは無し?」
「ねぇよ。誰がお前の体で満足するんだ?」
「翔ちゃん。」
即答するなよ。
「じゃあな。俺は、店に戻るから。」
そしたら桜の眼の輝きが消えて
「えっ・・・?店に・・・戻るの?翔ちゃんが他の女に奪われちゃう・・・。桜は翔ちゃんの奴隷・・・。ねぇ翔ちゃん。絶対に他の女に手を出さない?出したら女を殺すよ?」
さすがに恐怖を覚えたので
「あぁ、わかったよ。心配するな。俺は、お前にしか興味がない。じゃあ店に戻るから。」
そしたらあいつの眼は輝きを取り戻した。
何かあいつ デレ始めたぞ?
その隙に俺は ボルゲーノに戻ることにした。
変人の巣窟であるピザ屋“ボルゲーノ”へ。

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