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静岡市長に田辺氏再選 浜松は鈴木氏3選

(2015/4/13 01:59)
花束を手に当選を喜ぶ田辺信宏氏(左)と亮子夫人=12日午後8時すぎ、静岡市葵区の事務所
花束を手に当選を喜ぶ田辺信宏氏(左)と亮子夫人=12日午後8時すぎ、静岡市葵区の事務所
花束を掲げて笑顔を見せる鈴木康友氏。左は知寿夫人=12日午後8時10分ごろ、浜松市中区
花束を掲げて笑顔を見せる鈴木康友氏。左は知寿夫人=12日午後8時10分ごろ、浜松市中区

 統一地方選前半戦の静岡市長選と浜松市長選、県議選(定数69)、浜松市議選(定数46)が12日行われ、即日開票された。静岡市長選は現職田辺信宏氏(53)=自民党、公明党、新党改革推薦=がドラッグストアチェーン役員の高田都子氏(62)と市民団体役員の松浦敏夫氏(62)=共産党推薦=の新人2氏を抑え、再選した。8年ぶりの選挙戦となった浜松市長選は現職鈴木康友氏(57)が県西部地区労働組合連合議長で新人の嶋田博氏(66)=共産党推薦=を制し、3選を決めた。投票率は静岡市長選48・42%、浜松市長選53・56%といずれも過去最低(静岡市は合併以降)。県議選は自民党が38議席(追加公認予定含む)を確保した。
 両市長選は、いずれも実質的に現職の信任を問う様相となった。静岡市長選は田辺氏が自公に加え、連合静岡など500を超える企業・団体の支援を受ける組織戦を展開し、序盤からのリードを保って圧勝した。現職の知名度も生かし、幅広い層から支持を得た。
 高田氏は「女性の市民税ゼロ」などの政策を掲げ、ネットも活用して女性や若者などの浮動票や現市政への批判票を狙ったが、受け入れられなかった。松浦氏は共産党支持層から集票したものの、出遅れを挽回できなかった。
 浜松市長選は500を超える企業、団体の推薦を取り付けた鈴木氏が、嶋田氏に大差をつけた。2期8年の実績と行政区再編など行財政改革の必要性を訴え、市内全域で支持を集めた。子育て支援の充実に強い意欲を示し、地域活性化策として産業力強化に取り組む姿勢も共感を得た。
 嶋田氏は公共施設の統廃合などを進める現市政の批判を展開。国民健康保険料の引き下げなどを公約に掲げて挑んだが、大きなうねりにはならなかった。

◇静岡市長選開票結果
184,856 田辺信宏 53 無現(2)
  68,895 高田都子 62 無新
  22,066 松浦敏夫 62 無新
▽投票総数 281,001
▽有効 275,817 ▽無効 5,184 

◇浜松市長選開票結果
265,234 鈴木康友 57 無現(3)
  68,007 嶋田 博 66 無新
▽投票総数 341,198
▽有効 333,241 ▽無効 7,957 

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