2015年04月14日 (火)ほっけが高級魚に!?
4/15のクローズアップ現代は、「食卓の魚高騰! 海の資源をどう守る」です。
プレビューを見てきました。
脂がのって食べ応えがあるのに安い。大衆魚のイメージが強かったほっけの値段が上がり続けています。去年の2割増しとも言われ、札幌の中央卸売市場では1キロあたり1890円(一尾あたり1500円)でセリ落とされています。背景には、漁獲量の大幅な減少があります。温暖化や乱獲などによって、海の魚がかつてないほど減っているのです。ほっけの漁獲量は、10年間で17万トンから5万トンに減少しました。減っているのはほっけだけではありません。太平洋クロマグロの場合、資源量がこの20年で3分の1以下に減少し、去年絶滅危惧種に指定されました。
では、魚の資源量を増やすにはどうすればいいのでしょうか?方法の一つに「漁獲量の規制」がありますが、実は日本では、国が漁獲量の上限を定めている魚種は「マイワシ、マアジ、サバ類、サンマ、スケソウダラ、ズワイガニ、スルメイカ」のわずか7種類だけだといいます。また、上限が定められていても、実際の漁獲量よりも多い設定になっているため、規制の意味がないとも言われています。
そんな中、マグロの資源量を回復させるために、長崎県壱岐のマグロ漁師たちは自主的に禁漁期間を設ける選択をしました。しかし、壱岐の漁師だけが禁漁をしても、資源の回復には限界があると考えられています。日本海全体でマグロの漁獲量を規制する法律がないため、他の地域に回遊した時に漁が行われてしまうためです。日本全体でどうやって足並みをそろえて資源回復を進めて行けばいいのか?ヨーロッパで大西洋クロマグロの漁獲量を増やした成功例などを見ながら、考えていきます。
ぜひ、ご覧下さい!
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投稿時間:15:18
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