マルコ・ルビオ上院議員 Zuma Press

 マルコ・ルビオ米共和党上院議員が13日、2016年の大統領選への出馬を表明した。候補者乱立の共和党予備選で、ユニークな経歴とフレッシュさを武器に他の候補との違いを際立たせようと狙っている。ルビオ氏の横顔を紹介する。

 どのような経歴の持ち主なのか

 ルビオ氏は1971年5月28日に、キューバ系移民の息子として生まれ、マイアミとラスベガスで育った。フットボールの奨学金を得てミズーリ州のターキオ・カレッジで1年間学んだが、フロリダ州に戻り、フロリダ大学を卒業した。マイアミ大学で法学博士号を取得した後、弁護士を開業した。その一方で、ウエストマイアミ市の市長として政治家としての一歩を踏み出し、2000年に28歳で州下院議員に当選し、キューバ系米国人として初めてフロリダ州議会の議長となった。

 今まで何をしてきたのか

 ルビオ氏は、2010年に連邦上院議員選の共和党予備選に立候補し、当時州知事だったチャーリー・クリスト氏と争い、全国的な注目を集めた。結局ルビオ氏は無所属で上院選に立ち、勝利した。保守派運動のティーパーティー(茶会)の申し子と言われることが多いが、フロリダ州の共和党組織の階段を一歩一歩上ってきた。上院議員になった時から、将来の共和党大統領候補として嘱望されていた。

 政治的な立場で最も知られているのは何か

 ルビオ氏は、おそらく彼自身大半の保守派が忘れてほしいと望んでいると思われる問題の政治的な立場で最も良く知られている。それは、移民規制の大幅見直しだ。彼は不法入国の移民に対し市民権を付与する道を開くことを支持しており、多くの保守派活動家の怒りを買っている。それ以外のほとんどの問題では正統的な保守派路線に従っており、外交政策ではタカ派の立場をとっている。オバマ大統領が対キューバ国交正常化方針を表明したことを批判するとともに、イランの核開発をめぐる協議にも反対している。彼はまた、子供養育控除の拡充など中・低所得層向け施策を訴えるいくつかの政策提言を行っている。

 大統領選勝利への道はどのようなものか

 ルビオ氏は、共和党の新世代の代表であるとの立場を打ち出し、中間所得層のキューバ系移民の子供としての経歴を売り込み、人々が生活していく上で保守的な理想が大きな助けになると訴えていくだろう。彼は、大統領選の予備選では他の大半の候補よりも有権者にアピールするだろう。しかしルビオ氏にとっての難問は、乱立する候補者の中の1番手として、自分を差別化することである。さらに、ジョブ・ブッシュ元フロリダ州知事の影をどのようにして振り払うか、その答えを見出さなければならない。

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