ここから本文です

三菱マーク復活 家電に30年ぶり ブランド回帰他社も

朝日新聞デジタル 4月14日(火)5時15分配信

 三菱電機の家電に、三つのダイヤを組み合わせた「三菱マーク」が30年ぶりに復活した。国内では文字のロゴを使ってきたが、中高年層や海外に商品を売り込むため、根強い存在感をもつマークを復活させた。ほかの企業でも、伝統のロゴやブランドを復活させる動きが相次いでいる。

【写真】三菱電機が30年ぶりに復活させた「三菱マーク」の企業ロゴ


 三菱電機は1985年、企業ロゴを「MITSUBISHI」の青色のローマ字表記に変え、国内の商品に三菱マークを使うことをやめた。コンピューター事業などを強化した時期で、「重厚長大」のイメージが強かった三菱のイメージを変える狙いだった。だが昨年、企業ロゴを赤い三菱マークに戻し、製品にも順次マークを使い始めた。

 背景にあるのは、伝統のマークが持つブランド力だ。1月に国内で行った調査では、青色のローマ字より三菱マークの方が「技術力を感じる」と答えた人が多かった。宣伝部次長の丸山亨さんは「80年代は重たいイメージだったマークが、技術力の証しとして評価される時代になった」と話す。

朝日新聞社

最終更新:4月14日(火)8時44分

朝日新聞デジタル

 

統一地方選挙2015

統一地方選挙特集