僕は京都のゴミ大学に行く前に、禿げた父親と赤い銀行の丸の内の本店の窓口で住所変更をするという予定があった。
父とは赤い銀行の風格溢れる本店の前で落ち合う約束をしていたのだが、早稲田大学という日本でトップクラスの大学と同じ字数の3流大学の4流学部に入学する前ということもあり、とても暇だった。
青の銀行の本社のビルを通り過ぎた。全面ガラス張りのビルは容姿のいいOLが吸い込んでいる。その時僕は悟った。
本格的に丸の内に入る。性的魅力があるOLらしき女性が沢山歩いているではないか!!
僕は大きな胸と尻を持った容姿のいい女性の後ろを汚らしい容姿で歩いていた。
僕は思い出した。僕の三流大学四流学部のパンフレットには一流配給会社の営業として就職した男と一流通信会社の広報に就職した女が写っていたということを。
この男と女の共通点は三流大学四流学部で監督ごっこをしたことと、容姿がいいところだった。
この世は容姿なのか?と自分に悪い頭で色々考えながら風格溢れる赤い銀行の本店前に立っていると、「待ったか すまん」と禿げた父親が来た。
文化財にでも登録されていそうな本店の建物の中は正直色々とすごかった。
客としてきていたOLらしき女性は容姿がよく巨乳だった。僕は発情して嫉妬した。
窓口の行員も美人ばかりだった。麹町の窓口は普通の女性の人が窓口なのだが、丸の内は眩しすぎる。
僕は行員に発情して嫉妬した。生命レベルが違いすぎて申し訳なくて顔なんて見て話せなかった。
禿げた父親は住所変更を担当した美人な行員のシッカリしているところと美人さに感心しすぎて、僕の名義でNISAの口座を開設、投信を買おうとした。
結局年齢や手続きの問題で開設も購入も出来なかった。よかった。
実は禿げた父親も昔、赤い銀行に勤めていた。六甲な超高偏差値な超一流大学の卒業だ。顔はよくはないが、写真を見る限り僕ほど汚い顔ではなかった。
また、父親はとある誰も知らないようなどうしようもない会社で採用に関わることがあるのだが、顔採用をしているそうだ。顔がいいと働きも大抵いいそうだ。