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仏の野党党首 創設者の父と対立深まる
4月14日 7時48分

フランスでは野党の女性党首で2年後の大統領選挙を目指すマリーヌ・ルペン氏と、人種差別的な発言を繰り返す党の創設者の父親との対立が深まり、父親が娘の批判を受け入れて地方選挙への立候補を断念する事態になりました。
フランスで移民への厳しい規制やヨーロッパの統合反対を掲げてきた「国民戦線」は、4年前、創設者の父親から党首を引き継いだ娘のマリーヌ・ルペン氏が極右政党のイメージの刷新を図って支持を拡大させています。
しかし、名誉党首を務める父親が今月に入り移民やユダヤ人に対する差別的な発言を繰り返してきたことから、父親と娘の対立が深まっていました。
これについて父親は13日、声明を発表し「党の将来のために犠牲になる」として、娘のルペン党首の批判を受け入れて、ことし12月の地方選挙への立候補を断念する考えを明らかにしました。
ルペン党首としては、現職のオランド大統領の支持率も上回り、2年後の大統領選挙で決選投票に残る可能性が取り沙汰されるなかで、父親と距離を置きたい考えです。
しかし、86歳の父親は政界からの引退は否定していて今後も2人の確執が予想されます。

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