北九州市選管:知事選で二重投票 期日前用紙交付ミス 小倉南
毎日新聞 2015年04月10日 西部朝刊
北九州市選管は9日、同市小倉南区の曽根出張所の期日前投票で、3月に福岡県知事選の期日前投票を済ませていた80歳代の女性有権者に誤って投票用紙を二重交付したと発表した。女性は投票を終えており、有効票として取り扱われる。
選管によると、女性は同日午後2時ごろ、投票所入場整理券を持たずに期日前投票に来た。名簿対照係の臨時職員がパソコンで確認し、3月27日に県知事選の期日前投票を済ませていることは分かったが、誤って期日前投票の宣誓書のチェック欄に「(知事選と県議選の)ともに投票可能」と記入し、女性は両方に投票。午後4時ごろ、投票者数と投票用紙交付枚数を照合して誤りに気づき、小倉南区選管に連絡を入れた。
また、大分県豊後大野市でも9日、既に県知事選と県議選の投票を済ませていた70代の女性に投票用紙を交付し、二重投票するミスがあった。女性は認知症で、投票したことを「覚えていない」と話したという。【祝部幹雄】