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高浜原発 再稼働認めない仮処分決定
4月14日 14時04分

高浜原発 再稼働認めない仮処分決定
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福井県にある高浜原子力発電所の3号機と4号機について、福井地方裁判所は、再稼働に反対する住民の申し立てを受けて、関西電力に再稼働を認めない仮処分の決定を出しました。
仮処分はすぐに効力が生じるため、今後、関西電力の異議申し立てなどによって決定が覆らない限り、高浜原発は再稼働できなくなりました。
福井県高浜町にある関西電力の高浜原発3号機と4号機について、福井県などの住民9人は「地震の想定が低すぎるうえ、設備の安全性に問題があり、深刻な事故が起きるおそれがある」として、福井地方裁判所に仮処分を申し立て、再稼働させないよう求めました。
これに対して関西電力は「福島の原発事故を踏まえて地震の対策を充実させ、設備の安全性も確保している」などと反論し、全面的に争ってきました。
福井地方裁判所は関西電力に対して、高浜原発3号機と4号機の再稼働を認めない決定を出しました。
高浜原発3号機と4号機は、鹿児島県の川内原発の次に原子力規制委員会から新しい規制基準に適合していると認められ、関西電力はことし11月の再稼働を目指しています。
しかし、仮処分はすぐに効力が生じるため、今後、関西電力の異議申し立てなどによって決定が覆らない限り、高浜原発の3号機と4号機は、規制委員会の検査などが終わっても再稼働できなくなりました。

住民側弁護士「歴史的な一歩」

決定が出されたあと、住民側の弁護士は裁判所の前で「今回の決定は脱原発を前進させる歴史的一歩であり、国や電力会社は司法の判断を厳粛に受け止めるべきだ」という声明を読み上げました。

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