よもちかブログ

「私の世界」の話をしよう。

右か左かを判断するのはむずかしい

こちらの記事を読んで「私もー!」と思ったので、そのことを書きます。私も同じく、とっさに左右が分からない左右盲です。

 

nanaio.hatenablog.com

 

私はもともと左利きでした。といっても、記憶にないくらいの幼い年齢のころに矯正されたので、自分が左手でペンや箸を持っていた記憶はありません。ペンや箸は右で持ちます。しかし「右はお箸を持つ方」と言われても、私ってどっちで持ってたんだっけ?となるので、もしかしたら未だに幼いころの感覚を覚えているのかもしれないです。それに、ペンや箸は右で持つけれど、ボールを投げるときは左投げです。他の動作はいちいち意識していないので分かりませんが、たぶんところどころ左を使っているような気がします。

 

左右盲という言葉を知ったのはわりと最近で、それまでは私と同じように、右と左がとっさに分からない人がいるってこと知らなかったので、恥ずかしかったです。小さいころから左右のとっさの判断ができないことは自覚していて、でも大人になれば自然と覚えるだろうと思ってました。でも大人になっても改善される気配がないので、しょんぼりしていました。

 

左右盲で困るのは、視力検査のときと、道案内をするとき・されるときなどです。「ここの道をまっすぐ行ってそれから右に~」と言われても(特に口頭で言われると聴覚認知&短期記憶の弱さもあいまって)覚えていられません。逆に指示を出すときも「右に行きます」と言いながら左を指しているってことが起こるので非常に申し訳ないです。視力検査では、とても緊張しながら左右を意識しています。指差しが出来たら一番いいんですけど…。

 

左右盲発達障害の関係は分かりませんが、私は発達障害左右盲です。でも夫は発達障害ですが左右盲ではありません。夫は「だって右って言ったら右だって分かるでしょ?」と言いますが、残念ながら私には分からないのだなぁ。私が愛用している無印良品の靴下には、それぞれLとRのマークがついているのですが、それを履くたびにやっぱり「どっちだっけ?」となります。昨日もLの靴下を右足に履いて「……なんかいつもと履き心地が違う??」となりました。Lがレフト=左ということはとっさに分かっても、自分の足のどっちが左足なのかがよく分からないのです。

 

左右という目に見えない概念を自分のなかに落とし込んで、さらにそれを瞬時に判断するということは、けっこうすごいことだと思うのですが、世の中ではそれが当たり前のことみたいなので驚きます。これが出来る人は自分がある意味で特殊な能力を持っていると自覚したほうがいいと思う、と左右盲の私は思ってしまうわけです。それくらい、左右がとっさに分かるということは、私にとっては難しいことだったりします。

 

でも、ネットのおかげで左右盲という言葉を知れたし、そういう人は案外たくさんいるってことも分かったので、ちょっと安心しています。不便は変わらないけれど、間々あることなんだと、別にそんなにおかしいことじゃないんだと分かったのは収穫です。

 

そんなわけで、左右盲の話でした。

 

よもちかでした。