WBC世界バンタム級王者山中慎介(32=帝拳)が13日、大阪市内で8度目の防衛戦(16日、大阪府立体育会館)の予備検診に臨んだ。

 挑戦者の同級7位ディエゴ・サンティリャン(27=アルゼンチン)が、予備検診の数値で自信を膨らませた。胸囲95センチは山中より7センチ大きく、胸厚、リーチ、ナックル、視力なども上回った。「アスリートとして私の方が勝っている」とニヤリ。身長は10センチ低いが「高い選手とやる方が気持ちは楽だ」と余裕の表情。「オレにはチャンピオンになる血が流れている」と王座奪取を誓った。