経済同友会の長谷川閑史代表幹事は30日午後の定例記者会見で、円安・ドル高について「これ以上進むことについては、国にとっても産業界にとってもプラスではない」との見方を示した。「長期デフレの間に経済構造や産業のあり方も変わっており、円安になっても輸出は増えない」と指摘。燃料の多くを輸入に頼っている国の現状からも「(円安は)行き過ぎてほしくない」と述べた。
8月の鉱工業生産指数が2カ月ぶりに前月を割り込むなど弱めの経済指標が相次いでいることに対しては「一時的」とし、「全体のトレンドとしては心配する状況にない」との見方を示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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