日本のリフレをテーマとするファンド、ミリアドが設定-関係者
2015/04/13 15:05 JST
(ブルームバーグ):カール・ハッテンロッカー氏率いるミリアド・アセット・マネジメント は日本のデフレ脱却の取り組みから生じる機会に照準を定めたヘッジファンドを設定した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
情報の非公開を理由に匿名で語った関係者の1人によると、ミリアド(運用資産約40億ドル=約4800億円)は内部資金を元手に2本目のファンドの運用を3月1日に開始。投資を打診するため潜在的な投資家に接触している。
ファンドの名称は「ミリアド・ジャパン・リフレーション・ファンド」。日本の脱デフレで影響を受ける見込みの株式や株価指数、金利、通貨に投資すると、同関係者は話した。投資する株式は金融機関が中心になる。ミリアドの投資家向け広報(IR)担当のサム・ギネス氏(香港在勤)はコメントを控えた。
ハッテンロッカー氏はハイブリッジ・キャピタル・マネジメントの元アジア担当責任者。香港に拠点を置くミリアドは2011年12月に外部の投資家に門戸を開いた旗艦ファンド「ミリアド・オポチュニティーズ・マスター・ファンド」で既に日本のリフレ関連投資を手掛けている。関係者によると、新しいファンドにより、このテーマでさらに規模の大きい集中した投資が可能になる。
原題:Huttenlocher’s Myriad Said to Start Japan Reflation Fund (1)(抜粋)
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更新日時: 2015/04/13 15:05 JST