［ボート］プレミアムＧＩマスターズチャンピオン　カウントダウン特集【シリーズ展望】

　満４８歳を迎え、今大会でマスターズデビューするのは１６人。ドリームに選出された田頭実も優勝候補の一角となるが、平石和男にも初出場初Ｖのチャンスは十分ある。ターン勝負で着順を上げていくスタイルだが、ここ最近はそんなレースも少ない。それでも、この大会に入ればターンスピードは一級品。抽選運の悪さもあって勝率も伸び悩んでいるが、ここで大輪を咲かせて流れをつかみたいところだ。

　初出場から６年連続でドリーム出場中の今村豊がシリーズリーダーと見るのが妥当だろう。ＳＧクラシックは残念な結果に終わったが、今年に入っても抜群の安定感を見せている。２月地区選で低出力エンジンを経験しているのも強みの一つ。マスターズ制覇に最も近いレーサーだ。

　少数精鋭ながら活躍が目立つ群馬支部のレーサーにとって、江口晃生の背中はとてつもなく大きいことだろう。探求心のすごさが江口の原動力。連覇をかけた昨年は痛恨のＦで姿を消したが、予選トップでその存在感を十分示した。

　ドリーム組以外では、強攻戦で持ち味を発揮する熊谷直樹、浜村芳宏、大嶋一也も節間を通してチェックしたい。