蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事
【スポーツ】<首都スポ>法大1年生、森田が快挙 1年生投手の開幕戦勝利は祐ちゃん以来、史上3人目2015年4月12日 紙面から
◇東京大学野球 法政1−0慶大結成90周年を迎え、春季リーグが開幕。創部100周年の法大は、ルーキー左腕・森田駿哉投手(1年・富山商)が、2007年の早大・斎藤佑樹(現日本ハム)以来史上3人目となる1年春の開幕戦勝利。女房役の中村浩人捕手(1年・多良木)が4回に決勝打を放った。秋春連覇を目指す明大は、柳裕也投手(3年・横浜)が東大を3安打完封、元監督の故島岡吉郎さんの命日を白星で飾った。横浜の渡辺元智監督の孫の佳明内野手(1年・横浜)も神宮デビュー。東大はリーグ記録を更新する87連敗となった。 大先輩の江川卓さんもなしとげていない快挙だ。富山商時代もプロ注目だった法大の森田が堂々のデビュー。開幕投手を任され、慶大を6回まで4安打無失点、10奪三振。ほっぺが赤いルーキーは「正直、開幕投手が自分なのかなあと思いました。思ったより緊張もなく、しっかり投げられました」と振り返った。 1回、自身の一塁ベースカバー遅れもあって2死満塁とされたが、無失点で切り抜けた。2回以降は同じ1年生の中村との息も合い、自己最速を1キロ更新した147キロの直球に、スライダー、カーブ、さらにフォークも絡めて的を絞らせなかった。ドラフト候補の谷田、横尾もノーヒット。谷田への1死球だけに封じ「しっかり抑えたので自信になる。真っすぐでも空振りを取れたのがきょうの収穫。これからも1つでも多く勝ちに貢献したい」と胸を張った。 ルーキーの活躍をチーム全体でもり立てた。打線は慶大の剛腕・加藤拓にてこずったが、4回2死から3四死球でつくった満塁のチャンスで、女房役の中村が先制の右前適時打。これが決勝点となった。森田が降板した後は、野球部寮で同じ部屋の4年生右腕・川名が3イニングをパーフェクト救援。先輩は「森田がよく投げてくれたので絶対に負けられなかった。お祝いはあした勝ってから」と笑顔を見せた。 創部100周年。昨秋まで3シーズン連続5位を受けて、今季から指揮を執る青木久典監督(42)は初陣勝利。「森田はオープン戦も良くなかったし、ちょっと厳しいかなと思ったけど、甲子園でのキャリアもあるし、大舞台に強いんじゃないかと思った。それにしてもすごい」とあらためて脱帽。富士大監督で大学選手権準優勝もあるものの「神宮で母校のユニホームでの1勝はまた違ったものがある。格別です」と目を潤ませた。リーグ最多の44度優勝の名門が復活に向けて、最高のスタートを切った。 (小原栄二) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中 PR情報
おすすめサイトads by adingo
|