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【スポーツ】

<首都スポ>東京国際大、2発11得点の完勝 創立50周年初戦を白星で飾る

2015年4月13日 紙面から

5回表東京国際大1死、本塁打を放つ白間

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◇東京新大学野球<第2週第1日> 東京国際大11−0東学大

(12日・岩槻川通)

 創立50周年イヤーの東京国際大は今季初戦を8回コールドで発進した。初出場の白間飛翔内野手(3年・菊川南陵)、昨秋3本塁打の関口寛己外野手(4年・広島国際学院)がそろって本塁打。古葉竹識監督(78)が率いて15シーズン目で、開幕戦2アーチは初めて。サブマリンの浅見修兵投手(4年・本庄東)は、1部に昇格してきた東京学芸大を8イニング無失点。打線も昨春開幕に並ぶ11得点を挙げた。流通経大は、エース生田目翼投手(3年・水戸工)が5安打1失点完投した。

 新戦力も期待にこたえての大勝だ。創立50周年Vへの号砲弾は初スタメンの白間。2点リードの5回1死、左腕・板倉の内角直球を引っ張った打球は左翼フェンスを越えた。オープン戦はBチーム(2軍)での出場が多かったが、7番指名打者に抜てきされてチームの今季1号。「塁に出てつなぐタイプなのでヒットをと思いましたが、飛んでいってくれました」。古葉監督から“ホームランはいらない、コンパクトに振れ”と言われていて高校時代も1番。ベンチに戻ると、古葉監督から軽く頭をたたかれて祝福された。

 開幕マウンドを最後まで守ったのも、初登板のサブマリン浅見。7安打されて毎回、走者を背負ったが粘った。「ナイスピッチングとはいえないけど、ゼロに抑えたのは良かった」。試合後は、同じ埼玉の高校出身のグラウンドスタッフの川越祐介(4年・鷲宮)に感謝しきり。秋まで制球難に苦しんだが、川越に助けてもらって、フォームを修正し、緩急をつける投球を身につけた。4四死球にまとめ、最速126キロの直球でも学芸打線を詰まらせた。

 4年生野手のスタメンは主将の深田、3番の関口、捕手の伊藤だけだったが、新戦力に刺激をもらった。関口は6回に右翼に2ランを放つなど2安打4打点。「(白間の)あの1本で流れをつかんだので、自分も負けていられないと思った」。昨秋のリーグ最多本塁打は杏林大・竹内の3本。本塁打王に向け好発進した。深田は、2番としてのチャンスメーク役をしっかり果たした。

 創立50周年のことしは2月の本格始動を前に、野球部としては初めて明治神宮に参拝し、リーグ優勝を全員で誓った。古葉監督のカープ時代の教え子の山中潔さんも優勝請負コーチとしてスタッフに加わった。開幕の緊張感から守備のミスもあったが、新球戦力がかみ合っての快勝。2012年春以来となるチーム2本塁打は、古葉監督の開幕戦としては初めて。「前半は苦しんだが、いいところでホームランを打ってくれた。浅見も粘ってよく抑えた」と古葉監督。リーグ7連覇中の宿敵・創価大との大一番を迎える次週に弾みをつけるためにも、このカードは連勝で開幕勝ち点を取りに行く。 (小原栄二)

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