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【ゴルフ】

松山、昨季悪夢の2番でイーグル 3アンダー、12位タイで予選突破

2015年4月12日 紙面から

ホールアウトし,同組の選手と握手する松山(左)=オーガスタ・ナショナルGCで(共同)

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◇マスターズ・トーナメント<第2日>

 ▽男子メジャー第1戦▽10日、米ジョージア州 オーガスタ・ナショナルGC(7435ヤード、パー72)▽曇り後晴れ、気温27・8度、弱風▽賞金900万ドル▽97選手(うちアマ7選手)

 【オーガスタ(米ジョージア州)大西洋和】日本人で唯一出場している松山英樹(23)=レクサス=が、4度目のマスターズで初めてイーグルを奪った。1イーグル、3バーディー、3ボギーの70で2つ伸ばし、通算3アンダー、12位タイで予選を通過した。前日首位の21歳、ジョーダン・スピース(米国)が通算14アンダーにし、2位との差を5打に広げた。絶不調による休養から復帰したタイガー・ウッズ(米国)は通算2アンダーの19位タイ。50位タイまでの55人が決勝ラウンドに進んだ。

 松山がアマチュア時代も含め、通算12ラウンド目で初めてオーガスタでイーグルを奪った。しかも、昨年の2日目にダブルボギーをたたいて予選落ちのきっかけになった、因縁の2番パー5だ。

 全体的に打ち降ろしで左に曲がる575ヤード。ドライバーでの第1打はフェアウエー中央に運び、残りは289ヤード。左足下がりで左右にバンカーが待ち構える難しい状況だったが、3Wでの2打目は右から左への風を頭に入れつつ、左に曲がるドローの曲がり具合を計算した。打球は高く舞い上がり、グリーンの傾斜も利用してピン左5メートルにぴたり。ご褒美にもらった真っすぐなパッティングラインを強めに打って、カップに沈めた。今季の米ツアーで前週までのイーグル奪取数は10個で堂々の1位。その実力の片りんを見せた。

 後半では一転、小技がさえた。12番はグリーン手前から60度のウエッジで6ヤード転がしてチップイン、13番は60ヤードを1メートルにつけて、11番から始まるアーメンコーナーのうち2つを制した。15番でもグリーン奥、ピンまで6ヤードを30センチにつけて伸ばした。

 2人で回る3日目は、4年前のマスターズ覇者・シャール・シュワーツェル(南アフリカ)と同組。多くのパトロンを引き連れるウッズ、2年前の優勝者アダム・スコット(オーストラリア)に前後をはさまれた。スピースとの11打差は大きいが、「終わったことを後悔するより、明日しっかりできるよう、これから過ごしたい」と諦めることはない。昨年の悪夢は払拭(ふっしょく)した。世界的なプレーヤーたちの目の前で力を見せつけられれば、最終日にスピースまで手が届くかもしれない。

 

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