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【ゴルフ】

松山、連日イーグルで10位タイに浮上 最終日はD・ジョンソンと対決

2015年4月13日 紙面から

第3ラウンド、15番でティーショットを放ち、打球がそれたことをアピールする松山英樹=オーガスタ・ナショナルGC(共同)

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◇マスターズ・トーナメント<第3日>

 ▽男子メジャー第1戦▽11日、米ジョージア州 オーガスタ・ナショナルGC(7435ヤード、パー72)▽晴れ、気温25度、弱風▽賞金900万ドル、優勝180万ドル▽55選手

 【オーガスタ(米ジョージア州)大西洋和】日本人で唯一出場している松山英樹(23)=レクサス=が2日連続のイーグルを奪うなど70で回り、通算5アンダー、10位タイに躍進した。首位とは11打差。最終日は第2ラウンドで1日3イーグルの大会記録をつくったダスティン・ジョンソン(米国)と同組となった。ジョーダン・スピース(米国)が通算16アンダーに伸ばしてトップをキープ。タイガー・ウッズ(米国)も通算6アンダーの5位タイに上がった。

◆5アンダーで10位タイ浮上

 最後は“イーグル王”対決だ。松山が2日連続でイーグルを達成。マスターズでの日本人最高位(2001年伊沢利光&09年片山晋呉の4位)に近づいた。D・ジョンソンとの競演は、パトロン(ギャラリー)たちを熱狂させる最終日の目玉の一つとなる。

 前日の2番に続くイーグルの舞台になったのは8番パー5。全長570ヤード、2打目地点から上りが続くタフなホールだ。ドライバーと3Wをつないでもなおピンまで50ヤード届かなかったが、3打目に60度のウエッジでピッチエンドラン。ボールはピン手前10メートルから転がり、そのままカップに吸い込まれた。ボールが消えると、パトロンたちは全員立ち上がって大喝采。日焼けした松山も「ピンの左に当たった。うまく転がってくれましたね」と、珍しく白い歯を見せた。

 最終日の相手、D・ジョンソンは193センチの長身。長い腕を高速回転させて遠心力を生み出すスイングで、全米ナンバーワンの飛ばし屋だ。今大会も3日目までのドライビングディスタンスは321・67ヤードで、2位を20ヤード近く引き離して1位を独走中(松山は289・33ヤードで23位)。第2ラウンドでは4つあるパー5のうち3つでイーグルを奪う離れ業を演じた。一方の松山は、ピンを刺すショットの精度を生かし、前週まで米ツアーでのイーグル数は1位の10個。

 短いパットが入りきらず、18ホール残して首位と11打差。「60台を出したいが、なかなか出せない。チャンスにはついているのに…」ともどかしさは隠せない。だが、マスターズ日本人最高位タイとなる4位までは5打差。十分追いつける。「最終日は…、頑張ります。それしかない」。D・ジョンソンの目の前でイーグルを決めれば、記録は後からついてくる。

 

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