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【芸能・社会】

サザン大収穫祭 愛媛県武道館で全国ツアースタート

2015年4月12日 紙面から

ステージを終えた後、会場のファンをバックに記念撮影したサザンオールスターズ。後列左から、野沢秀行、松田弘、桑田佳祐、原由子、関口和之=松山市の愛媛県武道館で

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 人気バンド、サザンオールスターズが11日、松山市の愛媛県武道館で、最新アルバム「葡萄」(3月31日発売)を引っ提げた10年ぶりの全国ツアー「おいしい葡萄の旅」をスタートさせた。

 「『希望の苗』から『葡萄』へ、たわわに実ったその一粒一粒を共に味わう旅 さあ出掛けましょう」

 巨大なスクリーンに踊った字幕に満員のファン約5000人が大歓声を上げた。「希望の苗」は、アルバム収録曲「ピースとハイライト」のサビ部分のフレーズだ。画面に映し出されたブドウの苗のイラストもすくすくと成長し、たくさんの実を結んだところでメンバーが登場。“大収穫祭”が幕を開けた。 

 「10年ぶりに松山に帰って参りましたー。サザンでございます」。ブドウつながりの愛媛の武道館で、桑田佳祐(59)が元気いっぱいにシャウトした。

 「C調言葉に御用心」「エロティカ・セブン」など懐かしのナンバーも織り交ぜて36曲を披露。原由子(58)が歌う「ワイングラスに消えた恋」は、「葡萄」の初回限定盤に付属する解説本「葡萄白書」で桑田がプランを明かしたとおり、原がハンドマイクを手に、ステージのセンターポジションに登場した。男性ダンサーと手を取り合い、ステップを踏む場面も。めったに見られない原坊のダンスに客席は大盛り上がりとなった。

 原は「3年前に佳ちゃん(桑田)のツアーに同行したとき、道後温泉にも行ったり、ちょこっと観光もさせていただいてますます好きになりました」と愛媛愛をアピールした。

 約3時間半におよぶステージがクライマックスを迎えたとき、一時期の活動休止や自身の食道がんを引き合いに、桑田はファンへの感謝を口にした。「もうすぐデビューして38年になります。ご心配かけたり、励ましてもらってばかりでここまで来ましたけれども、これからも本当にサザンオールスターズをよろしくお願いします!!」

 珍しく最後に旅の思い出としてステージ上で記念撮影。客席をバックに、バンドメンバーやダンサーらとともにポーズを決めた桑田は「また帰ってきまーす!!」と愛媛のファンに約束した。

 ツアーは5大ドームを含む11カ所23公演。ファイナルもブドウつながりの日本武道館(東京)で締めくくる。

◆10歳未満〜80歳 広いファン層

 サザンファンの幅広さがあらためて証明された。最初のあいさつで、桑田が年代ごとにファンの挙手を求めたところ、圧倒的に多かったのが40代。次が50代だった。最年少は10歳未満の少年、最年長は今年で80歳を迎えた女性だった。桑田は女性に対し、土下座して来場を感謝。お礼にギターのピックをプレゼントした。

 

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