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【サッカー】

ハリル監督、U−18プレミアL視察

2015年4月12日 紙面から

ハーフタイム中にファンと記念撮影をする日本代表のハリルホジッチ監督(右から2人目)=東京・味の素スタジアム西競技場で(占部哲也撮影)

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 サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(62)が11日、東京・味の素スタジアム西競技場で開幕した高円宮杯U−18(18歳以下)プレミアリーグ、JFAアカデミー福島−清水ユース戦を視察し日本サッカー界の長所と短所を再確認した。

 ハーフタイムにはファンサービスをするなど優しい顔を見せていたが、高校年代の試合という異例の視察後は厳しい表情に変わった。指揮官は「私は真実しか言わない」と語り、全カテゴリーに通じる日本サッカーの特徴を見いだした。長所は「能力」と「テクニック」、短所は「フィジカル」「タクティクス(戦術)」「メンタル」。日本代表と同じく、U−18世代にも球際の激しさ、タフさを求めた。試合は清水ユースが3−1でJFAアカデミー福島に勝利。指揮官は「黄色(清水)の方に良い選手がいた」と感想を語った。

 2得点した清水ユースの福井悠陽(3年)は「目標は日本代表。(ハリル監督が)球際の強さを求めていることは聞いている。自分は球際が弱いので毎日、筋トレをするようになった」。育成年代にもハリル哲学が波及しつつあることをうかがわせた。日本サッカー再生へ−。指揮官は全世代に目を光らせる。(占部哲也)

 

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