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【サッカー】

武藤に移籍の勧めを説いた吉田

2015年4月13日 紙面から

武藤にチェルシー移籍を勧めたサウサンプトンのDF吉田=サウサンプトンで(原田公樹撮影)

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 【サウサンプトン(英国)原田公樹】英プレミアリーグは11日、7試合を行い、日本代表DF吉田麻也(26)所属のサウサンプトンはホームでハルを2−0で下し、来季の欧州リーグ出場権が得られる5位へ浮上した。吉田は右センターバックで4戦ぶりに先発し、今季13度目の完封勝利に貢献した。試合後、チェルシーから正式オファーを受けたFC東京の日本代表FW武藤について「チャレンジしてほしい」と移籍を後押しした。

 来季の欧州カップ戦への出場が再び見えた勝利。安堵(あんど)と喜びが表情に入り交じる中、武藤のことを振られた吉田は「もちろん(本人と)話している。何を話したかはここでは言えないけど」と前置きした上で、こう明かした。

 「こういう時は周りが騒がしくなる。でもシーズンは続くので、結果を出さなくてはならない。『けがだけは気をつけろ』と伝えたら、けがした(笑)。まぁけがだけ気をつけたら、あとはなるようになる」

 プレミアリーグのクラブに籍を置き、試合に出た日本人選手は過去6人だけ。注目されているときこそ、地に足をつけろという、数少ない経験者の金言だった。続けて「個人的な意見」とした上で「ここは欧州で活躍した選手が集まってくるところ。いきなり来て活躍するのは至難の業」と成功することの難しさを明かした。

 一方で、「僕の場合はフェンロ(オランダ)しか選択肢がなかった。欧州の環境、食事、気候。オランダではみんなが英語を話す。最初のステップとしては良かった。でも、それが武藤に当てはまるわけではない。それは選手個人の決断」とJリーグから直接プレミア移籍もありとの見方を示した。

 さらに、海外移籍の判断基準として「Jリーグである程度、今日は調子が悪い、コンディション悪いなと感じても、普通にプレーして勝てるとか、点が取れるレベルになったら、次のステップへ進むべきだと思う」と持論を展開、最後は「チャレンジしてほしい」と移籍を勧めた。

 

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